
俺は無力だ。
その答えは変わらない。
そんな自分が悔しくて悔しくて堪らない。
それでも、ただ非力さを呪っているだけでは何も変わらないこともわかっている。
誰一人として救えないことも身を持って知った。
だから、ようやく立ち上がる決心がついた。
結局は戦うことを忘れ、怯えていたんだ。
身も心も満身創痍だが、俺は前に進む。
足取りはゆっくりでも必ず一歩ずつ着実に前に進む。
再度自分に問う。
一男として愛する女を護れるのか。
一父として息子にどんな背中を見せていくのか。
一息子として親の想いを受け継げるのか。
一アーティストとして同志と誇り合えるのか。
そして一人間として何を遺せるのか。
20代最後の誕生日に決意を新たにする。
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