私の母は
スキルス性のガンで
あっという間に
此の世を去りました


なんにも
伝えられなかった。

何もしてあげられなかった。


ただただ一緒に
側にいられる時間
全てを
最期の母と過ごした


もっと一緒にいたかった。

どんな状態でも
母が母である限り
生きていて欲しかった

何かできることが他に
あったんじゃないのかな。

もっと高度な治療法を
試してみることを
勧めれば良かったの?


たくさんたくさん
泣きました。

今でも心が泣いている




でもね。

母は全ての抗がん剤治療が
受付けられない身体で
白血球の数が僅か90になってしまう
特異体質だったのです

沢山頑張ってくれました。
でも、もう、抗がん剤で苦しむ姿は
見たくないし
母も、もうしたくない。と
ハッキリと言ったのです


かなり悩みましたが。

そんな母に
どんな治療でもいいから
生きていて欲しいと思うのは
私の傲慢だと分かったよ


ヒトの生命には
限りがあるのは
産まれたときからの
神さまとのお約束




それを知っているから

頑張れることもあるよね

一瞬一瞬を
とても大事に思えることもある


期限付きで
此の世に産まれてきたのなら

それに執着するよりも
与えられた時間を
楽しみたい


決して
諦めたわけではなくて

それが運命というならば。

限られた時間の中で

自分の生き方を
もっともっと
成就させよう


お母さん。

わたしのお母さんでいてくれて
ありがとう。

此の世で
出逢えた時間は宝物。


生き方は人それぞれですもの
正解も不正解もありません。
ただ、なんとなく感じたままを
残したくなりましたチューリップピンク
読んで下さって、ありがとうございます。