立春の佳き日に

大麻神社さまと
龍神社さまへ御参りをしてから向かったのは
『鹿島神宮』さまへ。
実は、わたくし、、
会社員時代に担当していたのが
多賀城と鹿島にある 某鉄鋼会社さん。
鹿島へは何回も出張したり、
鹿島沖でサーフィンして遊ばせて頂いていたのにも関わらず、
一度も御参りしていないなんて。。
きゅーーーん。。


というかね。会社員時代は全く神社に興味がなくてですね。。
そして、ご縁もないと思っていましたが。。
神社はそんな失礼千万なワタスでもちゃんと優しく
受け入れてくれるのですね。ありがたやーん。
一本道の、その先にいらっしゃる神様。
この鳥居をみると、毎回懐かしくも神聖な気持になりますね

この澄み切った蒼い空と空気感。伝わりますでしょうか?
2月3日といったら

てかさ、真冬よ??



なのに、温かい日差しと蒼い空。
そして、なんとな〜く、雲が馬に見えるのはワタシだけ??笑
いーんです。勘違い、サイコー!!
鹿島神宮 立派な楼門でした。
御祭神は、武甕槌大神
2021年は、創起2681年になるそうです。
なんと、鹿島神宮は皇紀元年(紀元前660年)にお祀りされてから
令和2年に創祀2680年を迎え、さらに去年は6年に一度の勅祭が斎行された佳節でもあったようですよ。
本当に2020年は節目の年だったのですね。
光り溢れる境内は清々しくて気持えーねんなぁ。
大助人形(おおすけにんぎょう)別名、鹿島大助、お鹿島さま。
約50年ぶりに設置された厄よけの風習。
今回のコロナさんは、悪いことだけではないのですよね。
古いしきたりを見直したり、受け継いだり。
50年という年月ならば、ちゃんと生き証人がいて下さるギリギリのラインですもの。
何でもそうですが一旦途切れてしまうと、復活させるには並大抵では出来ません。
今回の騒動が、色々な方のスイッチを押すキッカケになるのでしょうね。
真竹を芯にして藁でつくられた人形。篠竹で作った大小刀を差していらして勇ましい〜。
これを携えて町内を太鼓や鉦(かね)を鳴らしながら練り歩き、悪魔払いをしたそうです。
音の威力と賑やかに練り歩く笑い声や大きな声が、邪気払いに威力をましたのですよね。
人が発するエネルギーって、ハンパなーーーい!!
コロナに負けるな

武甕槌大神
神代の昔、天照大御神の命により、国家統一の大役を果され、建国功労の神を讃え祀られました。
佇まいが飾り気がなくとても品があり立派な拝殿、本殿。
さすが、武人の神様。威厳がありますね。
ご挨拶してから、奥宮へいく途中で灯籠を見ていましたら、、
あらっ、、お声掛け下さる方が。。
ど、どなたでしょうか??
お話をお聞き致しましたら、
普段はボランティアガイドをされていらっしゃるとのこと。知識が泉のように溢れて出て来ます。
現在、様々な要因でおやすみ中とのことでしたが、、
なんと!!
個人的に一緒に御参りさせて頂く事に



なんて、ラッキーな私たち

拝殿から奥宮への300m続く奥参道は、
慶長10年(1605)に徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に社殿を奉納したのですが、
台風被害に遭い損傷してしまったので、その14年後に新たな社殿を建てる際に奥宮として社殿を移動させる為に整備されたそうです。
パワフルな奥宮でした!!
社殿で見分けるコツがあるのを教えて頂きましたの。
皆さん既にご存知だと思いますが、
千木(ちぎ)のカタチは
先端が『外削ぎ』(先端を地面に対して垂直に削ること) ⬇️
こちらは、大嘗祭での 主基殿(向かって左半分のエリア)
先端が『内削ぎ』(先端を地面に対して水平に削ること) ⬇️
大嘗祭での 悠紀殿(向かって右半分のエリア)
外削ぎ ➡️ 男神
内削ぎ ➡️ 女神 という説があり
(神社庁の公式見解としては、『必ずともそうとは限らない』としています。
鰹木(かつおぎ)の数 神社に寄って、2本〜10本まで色々あります。
(千木の間にある、丸太のような円柱の木のことです)⬇️
鰹木の数が 奇数(陽) ➡️ 男神
偶数(陰) ➡️ 女神 という説もあり
やはり、神社庁の公式見解としては、『神社による』とのことです。
2年前の大嘗祭ではどちらも3本でしたので、やはり神社によるのでしょうね。
そして!今回初の発見!!
お社に並ぶ御紋ですが。
巴紋(ともえもん)と五三の桐紋(ごさんのきりもん)が並べられていました。
巴紋は、もっともメジャーな神紋で、、
勾玉、水が渦巻き様、弓を射る鞆(とも)などを図案化したものと言われ、
八幡神の神紋に用いられたことにより、神社全般に使用されることになったそうですよ。
御紋の数が、 奇数 ➡️ 男神
偶数 ➡️ 女神
とのことでした!!
こちらの、武甕槌大神さまは男神ですので、9の奇数でした。
9といったら、数の最高峰。古代から特に好まれる数字で、
一桁の数字の最大なので、究極を極める、完結、完成を意味を持ち、
奇数(陽数)が重なる9月9日の重陽の節句は、特に縁起が佳い日とされているほど!!
ですので、古来から最上級に崇められた 武甕槌大神は、本当に関東随一の守り神さまなのでしょうね。
わたし、御紋がお社の屋根に並べられているのを始めて気付きました。
いやーー、、おもしろ〜い。
またまた神社に御参りさせて頂くのが楽しみになっちゃった



桐紋は、かつて皇室専用の紋章や文様として用いられ最上級の格式を誇った存在。
当初は菊紋章とともに皇室専用家紋でしたが、のちに皇室以外の戦国大名なども用いるようになり、
皇室は菊紋章のみを使用することになったそうです。
『五三の桐(ごさんのきり)』とは、桐の花の文様で、
右から、3、5、3の花弁があるものとしています。
そして『五七桐花紋』は、皇室や政権担当者、内閣総理大臣、日本国政府。内閣府が政府の紋章として現在使われています。
古来中国で、『瑞獣(ずいじゅう)』(縁起のいい架空の動物)と
言われる中で、鳳凰は霊泉(甘い水)を飲み、120年に一度だけ結実するとされる
竹の実のみを食料とし、梧桐(あおぎり)の木にだけ止まるとされた縁起の佳い動物。
そして、桐と縁の深い動物でした。桐も竹も古来日本では、神聖な植物だったのですよね。
『鳳凰が出現したときに、徳の高い王者でその治世は平安が訪れる』と言われています。
現在の皇居 新宮殿正殿の屋根の棟にも、金の鳳凰が誇らしげに見守っていました。
鹿島神宮さま、楽し過ぎる





続きます〜!!