昨日は、アイヌ文化の
記録映画を観てきました。

アイヌって聞くと、
アメリカンインディアンのような

迫害された民族…

と言う、漠然としたイメージしか
持っていなかったのですが、

昨年、安東ウメ子さんの
ウポポサンケを聴いてから、

なんて、陽気で明るい人達なのかしら‼︎

これって、ホントに
極寒の厳しい生活の中で生まれたなの?

一体、どんな素晴らしい民族性を持ってんの💕💕

と、感動したのがキッカケです。

でもね、詳しく知るチャンスがなくて、、

ラッキーにも、
今回一端に触れることが出来ました。

アイヌの日常を追ったドキュメンタリー。

川辺に畑を開墾して、丹精込めて
穀物を育てるけど、
収穫時に水害にあい、被害を受けてしまう…

でも、アイヌの人達は

そんなのは想定内。

出来なくて当たり前…

出来なくても、倒れた作物は
来年の肥やしになり、
良い土壌になる。

もしも。
上手く出来たら、とてもありがたいコトなのだ…

と、物事に左右されない意思がある。

熊を仕留める為の武器も

素晴らしく性能が良い。

熊の生態をジックリ観察し、

苦しまないよう
一発で確保出来るように

その為の準備は精巧で万全だ。

槍にトリカブトの毒を塗り

その槍は鋭く、正確に急所に当たる様
仕掛けられている…

仕留めた熊やシャケは
丁寧に解体されて、捨てる場所なく
全てを有効活用する知識人。

そして、過剰な捕獲はしないで、
残りは他の人の為に、
来年の種の為に残しておく。

母熊を仕留め、
子熊が残された場合は

大人になるまで、家族と一緒に育てて

成長後は大切に
食料として、命を戴く…

その際には、必ず儀式を行い、

私たちには、貴方の命が必要です。
感謝して戴きます。
あなたは霊格が上がり、
神の世界にお帰り下さい。

と、例え熊だろうが土地だろうが、
自然界の全てに心が宿るという
アニミズムの精神を既に持っていた。

全てが生活に密着した行いで
一つ一つが丁寧な作業の繰り返し。

でも、全ての所作は美しく心が籠っている。

映画の中で、

縄文人のように、
石で丸太を削り、船を作る実験をしていたが、

チェーンソーなんかなくても、

鋭く加工しやすい石だけで、
立派に丸太舟は出来るのだ、、


現代人の

効率よくスピーディに、、
金銭の為に、、
という所作が全く見受けられない。

精神世界が高かった証。

なんでも、
出来ない、無理だと言う前に、

先ずはトライ!

トライアンドエラーの繰り返しで

この世は上手く行くらしい。

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