2024年「甲辰🐉」はどんな年?
「甲」が持つのは第1位であり、優勢であることを表す他、まっすぐに堂々とそそり立つ大木を表しています。
十干の最初に位置していて、生命や物事の始まりを意味する一方で、硬い殻にこもってまだ発芽しない状態も同時に表しています。
陰陽五行では「木の陽」を意味します。
「木」は生長、柔和、曲直、春の象徴。
「陽」は積極的や大きいといった意味。
つまり「甲」は、急成長、寛大、屈曲、発展といったことを表しているのです。
「辰」は十二支の中では唯一の架空の生き物、龍(竜)を意味します。水や海の神として祀られてきた龍は、竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴するものであり、「龍が現れるとめでたいことが起こる」と伝えられてきました。想像上の生き物“龍(竜)”は「力強さ」や「成功」を象徴していることから、新たな始まりやチャンスの兆しと考えることができます。
また「辰」の漢字の成り立ちは、二枚の貝から足が二本出ている意味があり、「存在しない」と言う意味合いがあります。
蜃気楼でも扱われているように、今までにない存在しない氣づきに氣づかされる出来事も現れやすくなってくるでしょう。
陰陽五行で辰は「土の陽」。
木は土の養分を吸い取り、「木剋土」の相剋。
木は、成長や発展、創造を、土は、安定や基盤、実りを表します。
辰の「保守性・堅実性」と甲の「発展性」、この2つのエネルギーがバランスよく調和することで、これまでの努力が実り、新しいことに挑戦したり、新しい環境に飛び込んだりするのに適した年となります。
過去の甲辰年にはこんなことがあった!!
60年前 1964年は「九紫火星中宮年」です。
九紫火星は、火であり、太陽を示しています。
東京オリンピック開催
東京モノレール開業
東海道新幹線開業
日本武道館開館
太平洋横断ケーブル開通
人が国境を越えて行き来し、新しい技術が広く使われるようになった出来事が多いですね👆
明るく華やかなムードに包まれますが、飽きっぽく、一過性の流行となりやすい年運です。
また、「上を下への大騒ぎ」という言葉がありますが、南北に凶方位があり、社会全体が落ち着かない様子がうかがえます。
まさに、明るく楽しい雰囲気が、世の中を包み込んでいた年だったのではないでしょうか。
2024年も同じように、新しい技術(AIを活用した家電・ロボットなど)の普及や、世界中の人がパリオリンピック(7~8月開催)で交流できるような年になるのではないでしょうか。
120年前の1904年は明治37年で、「六白金星中宮年」でした。
六白金星は蔵であり、太陽や天皇などを示しています。
1904年は、なんといっても日露戦争でしょう。
日露戦争は、最終的には、一応日本が勝利したことになっていますが、その実態はかなり苦しいものであったと評価されています。しかし、1904年の時点では、戦況は華々しく、日本軍の勝利が伝えられていました。
また、アメリカではセントルイス万国博覧会が開催され、パナマ運河を起工します。
180年前の1844年は「三碧木星中宮年」で、2024年とまったく同じです。
三碧木星は、芽吹き始める頃、夜明けを示します。
この年、寛政暦から天保暦に改暦されました。どちらも太陰太陽暦の暦法(和暦)です。
世界史の中では、モールスが、ワシントン-ボルチモア間で電信機の実用化に成功しています。
目立った、大きな事件はありませんが、一歩前進するような氣配があったことが感じられます。
「甲」のスタート、「辰」の成長、「三碧」の芽吹きと、物事の始まりをイメージするエネルギーが重なるので、「成功の芽が成長し、姿を整えていく」という傾向の表れかもしれませんね。
さて、2024年は玄空飛星派(フライングスター)における大きな切り替わりが起こる年です。
まさに180年周期の最後の20年間「第九運」に2月4日から移行しました。
これについては明日か明後日投稿しますね🐯