この間、行政書士試験の合格発表がありましたね。
 
行政書士・社労士と連続して試験を受けて思うのは、合格のために必要な「勢い」について。
 
私は行政書士試験の時は試験直前の1か月間は仕事もせず、勉強に専念していました。社労士試験は最初から専業受験生。私的な見解ですが、直前の1~2か月勉強に専念することができると、合格は非常に近づくと思います。
 
これが最後の最後に壁を突き抜ける勢いを与えてくれるのではないでしょうか。実感としてそう思うのです。もし最後の1か月間、勉強に専念できず仕事をしていたら、行政書士試験にも受からなかったと思います。
 
日々少しずつ勉強を重ねている場合、誰しも合格レベルをやや下回るくらいの実力なら維持できます。そして直前期に一気に詰め込んで、瞬発的に合格レベルを超える。そのタイミングで本試験を受ける。
 
自分の経験を振り返っても、行政書士試験にせよ社労士試験にせよ、直前期の詰め込みによる瞬発力が大きな作用を持ったように思います。もちろん日々の積み重ねがあるからこそ意味を持つ瞬発力ですが。
 
直前期に勉強に専念できる環境を作れるかどうかで、合否が分かれているように思えます。
 
働きながらの合格が非常に困難なのは、この環境作りが困難なせいではないかと思えます。日々の勉強量の確保はなんとかなっても、勉強に専念する期間を1~2か月設けることは勤め人にはほぼ不可能ですからね。
 
見方を変えれば、こういう環境設定ができる時期が資格試験の目指しどきということです。これは一生のうちそう頻繁に訪れる時期ではありません。機を見るに敏でなければならないということですね。