行政書士試験、社労士試験と経験して、自分の勉強法にも顕著なパターンができてきました。勉強の時期による問題集の変遷にそれが表れています。
 
最初は過去問題集です。多少オリジナル問題が混ざっても、まずはここからですね。大体8割くらいは間違えずに答えられるような状態を目指します。その段階に至らないうちは他の問題集には手を出しません。
 
過去問だけとはいえ、勉強に専念する環境でも3ヶ月くらいはかかります。ただし、過去問が20年分くらい豊富に揃っている場合は、もっと時間がかかります。私の想定は5~6年分の分量です。
 
続いてオリジナル問題集です。過去問が混ざらない、完全オリジナル問題が理想です。可能なら別会社のものを2種類くらい用意したいところ。これも8割がた正答できるように仕上げます。
 
その次が直前予想問題集です。これは別々の会社から出ているものを、最低でも3冊は用意します。8割がた仕上げるというのは、いつもどおりですね。
 
直前予想問題集をやり始めた少し後くらいから、予備校の模試を開始します。単元別のものではなく、全範囲対象の本試験型のものを2~3社分、合計5~6回は受けます。私は模試の復習もがっつりやるタイプで、直前予想問題と平行して8割原則を貫きます。
 
大体、このあたりでタイムリミットですね。本試験になだれ込みます。経験上、このくらい消化すると本試験を「ギリギリ」通過できます。言い換えれば、これだけだと2割くらいは運任せという実力です。
 
気をつけたいのは、あくまで完成度は8割を目指すということ。1冊を「完璧」にするより8割原則で10冊やるほうが本試験には強い、というのが個人的な実感です。