禎士の剣: 誘惑の少年剣士たち (オールコミュニケーション長崎ブックス) Kindle版

辻 惠介 (著)  形式: Kindle版

少年剣道のお話です。
剣道部員たちより年齢的にも遅く剣道部に入った少年の成長物語です。
剣道の試合満載で剣道の闘いを面白く描写しています。剣道の楽しいところを表現しています。
【推薦:巻頭の言葉「NPO法人:世界剣道武徳和心会 会長 吉山 満」】
描写の良い作品です。
この本を読み終えて思うに、まず爽やかさを感じましたね。
私の青春時代も、どうにもならない、ほろ苦きもがき、甘酸っぱい恋心というか、
自分が自分自身成長しているという思いが、彷彿しテイジ君とダブってきますね。
 もう一度、あの清清しい、そして燃え盛るあの時代にと、我が身をタイムカプセルで還りたいと思うのは、
読まれた後に感ずるのは、皆様同じではないでしょうか。
 私も中学から剣道を始めた。テイジ君のような立場を感じ、自分に置き換えて読みました。
テイジ君のような成長は、私には無かったなあと感じているところです。
 いつもの世も同じ、ライバルが居ないと成長は無い、
今の政権で、二番手でいいのではという政治家がいたが・・・人間は自分自身を高めていくには、
文武両道に必要なライバルとなり得る心からのヤマト君のような友人が要ります。
 この物語は、オチャラケ親父さんからの目、盈爺さんからの目、なんとなく、
千葉周作の弟千葉定吉の次女佐那・・早乙女のような千明さんからの目からも書かれているのが特徴ですね。