小川忠太郎先生  -  楢﨑正彦先生
『正念相続』小川忠太郎範士

相手の弱点はどこか、どんな技でいったらよいか等々、二念、三念と起ってくる。

こうなると心はそのことにとらわれ、自由に働けなくなる。

次から次へと湧き起る雑念・妄想を正念化

(正念とは頭で考えたものではない自然の念)する。

そしてその正念を念念念……と相続する。

正念のかたまりにしてしまう。

こうすれば、沢庵が『不動智神妙録』で

「とどまるな」の一言で教えるように心はなにものにもとどまることなく、

水のように自由に働けるようになり、

相手の千変万化に対応できるのである。

この正念相続こそ正しい剣道の根幹であり、

人間形成の嶮関である。

 

YouTube動画エッセイ!如何ですか👇BGM聞きながら読んでください!👇

 

<アフィリエイトコーナー>ネットで竹刀を楽々購入! 👇