鶴見緑地・むらさき亭でのお茶席の後で | 草木染の毛糸屋さん

鶴見緑地・むらさき亭でのお茶席の後で

2024年3月31日(日)@鶴見緑地

友人Yさんのお手前でお茶をいただいた後、わたしたちは鶴見緑地を散策するほどのことはなく帰ったのだけれど、鶴見緑地にはいくつかの興味をそそられるものがあった。

花博(1990年)のマンホールなど

花博の名残を思わせるものがそこここに残っているが、時代の流れを感じさせるものも。

ソ連の崩壊は花博の翌年(1991年12月)。2006年に消滅したユーゴスラビアのも残っていた。

まだほとんどの桜はつぼみだったが、日当たりの良いところではすでに咲いているところもあった。

花博記念ホール横のモザイク階段。

花博のときに作られたのかと思っていたが、1997年に設置されたという。壊れた陶器の破片などで制作されている。

説明文によると、鶴見緑地に生息する生き物、海や川、大地など自然を表現したという。

見た瞬間、ああ、グエル公園ね、と思った。グエル公園の中央広場は、色とりどりのタイルの破片で描かれたモザイクで縁取られていて、それがグエル公園の名声を高める一因ともなっている。グエル公園はガウディの設計だが、このモザイクはガウディの協力者でもあった(弟子ともいわれている)優れた建築・造形作家のジュゼップ・マリア・ジュジョールの作品だ(日本語の記事では「多大な貢献」と書かれていたが、現地ではこれはジュジョールと書かれていたように記憶している)。それはともかく、パッと見て、グエル公園かと思い、いったんそう思うとグエル公園の真似にしか見えなくなってしまったのだった。