トゥールーズ・ロングステイ2023(8日目・その13)
2023年9月12日(火)
ジャコバン修道院(Couvent des jacobins)(5)
食堂の外壁
回廊からトイレに向かう通路の片側が、オペラの衣装展をやっている食堂の外壁になる。展覧会のために、食堂の内壁はほぼほぼ見られなかったが、外側から見ると、アーチ型の窓にステンドグラスが嵌め込まれているのがわかる。外からなのでガラスの色はわからないけれど。レンガ積みもよくわかる。
ピアノコンサート(Piano au Jacobins)の過去のポスター
回廊を一回りすると、サン・アントナン礼拝堂などが並ぶ辺とは対面に過去のポスターが並んでちょっとしたポスター展をやっている。今年が44回目なので、43枚のポスターが存在するが、そのうちの一部を回廊の壁に沿って並べている。ポスターのデザインの方向性は毎年大きく違っていて、でも、どれもおしゃれ。特に色遣いがいい。たとえば…
そして、今年がこれだ。
ポスターのデザインがどのようにして選ばれるのか知らないし、デザイナーに非フランス人がいるのかどうかも知らない。けれど、最終的に選定するのは主催者(BNPパリバ)なので、その選択にはフランス人のセンスが反映されていると思うの。パリオリンピックのマスコットはちょっとどうよという感じではあるのだけど、こうしてポスターを眺めていると、フランスは芸術の国というよりも、芸術を見抜く目を持った人たちの国だなとつくづくと感じる。