オールアバウトユー

８０年のアルバム
エモーショナルレスキュー
ラストを締める
師匠キースが歌う
ほろ苦いバラード

別れた女房
ｱﾆﾀﾊﾟﾚﾝﾊﾞｰｸﾞの事を
歌ったとされている

ｱﾆﾀは元々
ストーンズのリーダー
ﾌﾞﾗｲｱﾝの彼女だった

気の強い男勝りのｱﾆﾀに
ﾌﾞﾗｲｱﾝは形無しだったようだ

ｱﾆﾀは美人で魅力的
だったためミックも
女がいたにも関わらず
誘惑している

師匠はﾌﾞﾗｲｱﾝに
腹を立てながらも
バンドがギクシャク
する事を考えて
気持ちを抑えてた

しかしﾌﾞﾗｲｱﾝは
ヤクに溺れて他の女に
手を出したり
自分を見失った

師匠はｱﾆﾀと一線を越え
ﾌﾞﾗｲｱﾝと決別を決めた

師匠とｱﾆﾀは
ロックンロールを
地で行くライフスタイル
で子供が大きく
なってからは
別々の道を選ぶ

ドラッグをカタログから
外した師匠は
今の愛妻
パティハンセンと
新しい恋をして結ばれる

「好きにするがいいさ…
しかし何故あの女に

今でも未練が
あるんだろう？」

「オールアバウトユー」
の中には

師匠の素直な気持ちが
込められている

メインオフェンダー～主犯～

大師匠ﾁｬｯｸﾍﾞﾘｰの
還暦を記念したライブを
プロデュースして
見事に収めた師匠キース

盟友ﾁｬｰﾘｰﾜｯﾂから
「僕はお前のドラマーじゃない」と
けられたため
ｽﾃｨｰﾌﾞｼﾞｮｰﾀﾞﾝと組んで
ソロアルバムの製作に
発展していく

過去に一度だけ
ソロシングルを出した
事はあるが
ミックのアルバムを
批判してきた師匠が
自らも作る事になった

ストーンズ=キース
と言われた音が
ソロではどうなるのか？
注目されたが

やはりというか
当たり前というか
ストーンズのサウンド
は師匠が出している
事を証明させた

ミックのアルバムは
ストーンズとは全く違う
あらゆるジャンルを
取り入れてセールスを
重視したモノだが

師匠のアルバムは
自身は控えめで
バックメンバーを
クローズアップさせた
ラフな仕上がりだ

それがかえって
師匠の存在感を
挙げた結果になった
「トークイズチープ」は

評価はかなり良かった
セールスとしては
普通だが
日本でかなり売れたみたいだ

師匠の曲を聴いた
ミックは腰をクネって
踊り出したという

「またやろうぜキース」
ミックと師匠は
新しいストーンズの
曲作りにかかった

また石ころが
転がりだしたのだ

９２年
二枚目のソロアルバム
がリリースした

前作の方が好きだったが
今 聴き直したら
こっちの方がいい

肩に力を入れず
売れる事も考えず
ただ好きな事を
やり続けている師匠の
深みある職人技が伝わる

トークイズチープ

ガタガタ言うな