以前書いた記事を修正しました。アメリカの車事情について、知らなくても困らない雑多な情報の羅列です

↑ テキサス州のインターステート10号線。空が青い。
ご存知の方も多いかと思いますが、アメリカには日本の車検制度のようなものはありません。(ただし州によっては、排ガスチェックが必要な場合があります)
そのため、自分の車のメンテナンスは自己責任となります。中にはメンテナンスをまったくしない、車に無頓着な人も。
メンテナンスは、自分の車のディーラーやjiffy lubeなどの大手、街の修理工場、Fire StoneやGoodyearなどのタイヤ販売店でやってくれます。
またSears や Walmart でも点検修理をやっているところがあります。オイル・エクスチェンジ専門の店もあります。修理の難易度が高い場合はディーラーに持って行ったほうが安心ではあります。
車のディーラーからは「そろそろ3万マイル点検の時期ですよ。タイヤ・ローテーション安くしておくから来てね」というような内容でよく手紙が来ます。
ここミシガンでは冬に車が壊れたら生死にかかわるので、全体的に車の状態は良い印象です。気候が厳しいので車にガタが来るのが早く、買いかえるサイクルが早いのかもしれない。いずれにせよ、極端に状態の悪い車はあまり見ません。
対してカリフォルニアでは、よく白煙や黒煙を吐いている車を見かけました。
CAは年中晴れているので楽観的な人が多く、
「車のメンテナンスなんてしなくても死にやしないさ。お金もないしね」
「リア・ウィンドウが割れた?ゴミ袋とガムテで塞げるよね?」
「サイドミラーが取れちゃった。ダクトテープでくっつけておこう」
「助手席のドアが壊れた。修理工さん、同じドアある?え?色違いならある?じゃぁそれでいいや」(白いバンなのに、助手席ドアだけ赤となる)
とまあ、笑ってしまうような事例がわんさかある。
その車、50年ほど荒野に放置してヤスリでもかけたの?と聞きたくなるようなボロボロの車や、ブレーキランプが3つとも死んでる車だって走っている。
路線バスもよく壊れて、トレーラーにレッカーされています。乗客はその場で下ろされて、次のバスを待つわけです。あまりに壊れるので、「バス会社の労働組合が強すぎて社員はマトモに仕事してない」という噂さえあった。
洗車について
CAではカーウォッシュに車を持って行くと、洗車マシンで洗った後、セニョールたちがせっせと車を磨いてくれます。平日割引やシニア割引など行っている洗車場もありますし、激安(テキトー)からオールハンドウォッシュ、などなど、場所によってさまざまなサービスをしています。近所でお気に入りのところを見つけると良いです。料金は場所によりますが、大体$10~$15前後。自分の車担当のセニョールにチップをお忘れなく。
MIでは、自分でコイン式の掃除機をかけて、自分で洗車マシンをくぐる、というのが一般的のようです。冬季は融雪剤の塩が車に付くので、定期的に洗車をしたほうが良いようです。(旦那談)塩で車の下部が腐食してボロボロになっている車をよく見かける。
しかし、恥ずかしながら私は、洗車についてはまったく無頓着で、痺れを切らした旦那が洗車に持っていく、というパターンが多い。
昔、CAの寿司屋でバイトしていたときに、私の車が余りに汚いのでキッチンのメキシカンのおっちゃんに、「窓ガラス綺麗にしておかないと、警察に捕まるよ!!」と指摘されたことがある。彼曰く、視界不良の状態にしておくと捕まるらしい。大雨が降ると私を指差して「Lucky YOU! 雨で車が綺麗になるね!」
寿司屋のキッチンでは、常にマリアッチが流れていて、メキシカンたちは歌いながら仕事していました。なぜ彼らはあれほどまでにメキシコ民謡が好きなのか。
それからCAでは洗車後に、ワックスをかけたほうがいいです。日差しがキラービーム並みに強いため、放っておくと車の塗料が剥げます。

整備不良と落下物について
メンテナンスが自己責任ゆえ、他人の整備不良のせいでヒヤッとすることがあります。(特にカリフォルニア)
まず多いのがタイヤのバーストです。
フリーウェイ上にタイヤの破片が多く見られるのはそのせい。
前方を走っていたダンプトラックのタイヤが、パアン!と破裂した瞬間を見たことがある。トラックはそのまま、よたよたと右の路肩に寄っていった。本当に危ない。
溝のないツルツルのタイヤ、壊れたワイパーで雨の日に事故。
LAのドライバーはあまり雨になれてません。土砂降りなのにアホみたいにスピード出したり、急ブレーキ踏んだり、危ないことこの上ない。タイヤがツルツル、ワイパーが動かない、などの車はザラです。
それからカリフォルニアの道は、水はけを考えて設計されていないようで、大雨降るとフリーウェイが川の様になることもあります。すべての車が雨水を盛大に撥ね散らかすので、さらに視界が悪くなるという悪循環に陥る。危険な運転をしている車がいたら、近寄らないのが吉です。
落下物
これはCAの話ですが、落下物は、フリーウェイのいたるところに落ちています。
タイヤの破片、バンパー、車の破片、脚立や角材、マットレス、ソファ・・・ゴミ収集車がゴミを撒き散らしながら走ったり・・・。
旦那は一度、フリーウェイ上をコロコロ転がる、大量のカツラを目撃したことがあるそうです。ドライバーは、道を転がる大量のヅラを動物と間違えて急ブレーキ。聞いてるぶんには笑えるけど、実際現場にいたら阿鼻叫喚だろうな。
そういうわけで、荷物を満載しているトラックの後ろは怖くて走れません。テキトーに積み込んでいるかもしれないから。大理石のタイルの束を「どしゃっ」と落としたピックアップトラックも見たことがある。見た瞬間、乾いた笑いが出てきます。
左前方を走っていたセダンのホイールが突然外れて、飛んできたこともあります。ホイールは私の車のバンパー下部に刺さった後、踏みつけた。当時臨月だったので、本当にヒヤッとしました。フロントグラスに飛んでこなくて良かったよ・・・。
一方、ミシガンでは
不幸なことに、車に轢かれた野生動物がよく道で死んでいます。鹿やアライグマ、リスが多い。土地柄ですね。鹿に突っ込まれたことのある友人は、車の修理に$6,000かかったそうです。おそろしや・・・。

悪口ばかり書いていますが、アメリカでの運転は楽しく、心踊るものです。それが旅行であればなおさらです。雄大な景色もさることながら、併走する車やバイクを観察するのも楽しい。ピカピカのクラシックカーでドライブする老夫婦。ボートやヘリコプターを牽引するピックアップトラック。仕留めたシカを運んでいるのも見た。軍のごついHummer。歌い踊りながら運転するお姉さん。たとえ黄色いランボルギーニでも法廷速度を守って走る渋いおじさん、などなど、見飽きないものです。
車に乗って新しい発見をするたびに、アメリカってやっぱり面白い国だなー、と思うのです。
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