昨日は,ドラムのイントロが印象的な曲ということで,私の思い出から「アメリカン・バンド」を紹介しました。

その下書きを書きながら,ずっと頭の中でなってた音が今日紹介する曲です。


Mr. Bigは(ミスター・ビッグ),

ベースのBilly Sheehan(ビリー・シーン)
ヴォーカルのEric Martin(エリック・マーティン)
ギターのPaul Gilbert(ポール・ギルバート)
ドラムのPat Torpey(パット・トーピー)

により1989年にデビューした,アメリカのハードロック・バンドです。


大の日本びいきで,日本でのライブ・アルバムを多数発表しています。


90年代後半は,本国での人気に陰りが見えた後も日本では人気が続いていました。


そんな彼らの世界的な大ヒット曲と言えば1991年発表の2ndアルバム「Lean Into It(リーン・イントゥ・イット)」からのシングル「To Be With You(トゥー・ビー・ウィズ・ユー)」ですが,これは耳にした方も多いことでしょう。彼らの名バラードをMVでご覧下さい。

 

 



と,この曲では,なぜ昨日のドラムに結びつくのかわかりませんよね^^

私の頭の中に流れていたのは実は次の曲。


1996年発表の4thアルバム「Hey Man(ヘイ・マン)」からのシングル「Take Cover(テイク・カヴァー)」です。

日本でヒットした曲なので,これも知っている方は多いはず。

テクニシャン集団の彼らの曲は,明快に「この人達すごいことやってるな」と思う曲と,「密かにすごいことやってるな」という曲がありますが,この曲は後者(?)の曲です。


パットのドラムですが,ライブを見ていると,笑顔で簡単そうに叩いているように見えますが,実はリズムの取り方がとても難しい。
イントロだけでなく,このイントロが曲の最後まで続くのですから,これを長くキープするのも難しいのです。
どうしてこんなこと思いついてしまうのでしょう。

で,コピーして真似できたとしても,今度はパットと同じノリを出すことが大変。
と,ドラムのリズムについつい目がいってしまう曲ですが,実はポールのギターも歌のバックでの延々と続けるピッキングは地味に(?)すごいことやってます(ライブでは年々楽な弾き方に変わっていくようですが)。
もちろんビリーのベースにいたっては。。。

なんて聴き方もあるのですが,すごいことは彼らにまかせて,私たちは,エリックのヴォーカルを堪能することにしましょう。

1999年のライブ動画から「テイク・カヴァー」をご覧下さい。

 



ミスター・ビッグは,一時期メンバーを変えましたが,再度オリジナルメンバーでの活動を続けていました。

しかし,ドラムのパット・トーピーが,2012年から患っていたパーキンソン病による合併症で,2018年2月に亡くなっています。