James Blunt(ジェイムズ・ブラント)は,1974年英国生まれのシンガー・ソング・ライターです。
陸軍に入隊し,戦地で書き留めたといわれる「You're Beautiful(ユア・ビューティフル)」が,2005年に大ヒット。
あまりにも世界中で売れすぎて,その軟弱(?)な歌詞からも,母国イギリスで大反発を受けることになってしまいました。
イギリスでだって,この曲が入ったデビュー・アルバム「Back to Bedlam(バック・トゥ・ベッドラム)」(2004年)は1位になってるんですけれどね。
いい曲は素直に喜んで,嫌だったら聴かなきゃいいだけなのに。
まずは,もう聴き飽きた曲かもしれませんが,「ユア・ビューティフル」をライブ動画でご覧下さい。
この曲の売れ方からみたら,彼も一発屋と言われても仕方ないかもしれませんね。
でも,定期的にアルバムを出し続け,オーストラリアやカナダ,スイスあたりではけっこう売れ続けているのです。
もちろんイギリスでも。
ということで,今日は,これまで出した5つのアルバムの中から,私の好みで1曲ずつお聴きください。
2007年発売の2ndアルバム「All the Lost Souls(オール・ザ・ロスト・ソウルズ)」からは,「1973」を2017年のライブからどうぞ。
発売から10年たっても変わらない声,変わらないアレンジ(笑)で安心して聴けるライブです。
2010年発売の3rdアルバム「Some Kind of Trouble(サム・カインド・オブ・トラブル)」からは,「Stay The Night(ステイ・ザ・ナイト)」をオフィシャルMVで。
2013年発売の4thアルバム「Moon Landing(ムーン・ランディング)」からは,「Bonfire Heart(ボンファイアー・ハート)」をこれもオフィシャルMVで。
2017年発売の5thアルバム「The Afterlove(ジ・アフターラヴ)」は,これまでの路線を大きく変えた感じになってしまい,評価が分かれるところでしょう。それでも彼が描く美しいメロディーラインはどの曲にも健在です。シングルカットされたアルバムを特徴付けるエレクトロニックな曲ではなく,政治的問題に言及した「Someone Singing Along(サムワン・シンギング・アロング)」をご覧下さい。
今日は久しぶりに紹介ビデオがたくさんでした。
最後に,2017年のEd Sheeran(エド・シーラン)との共演で,Elton Jon(エルトン・ジョン)が1989年に発表した「Sacrifice(サクリファイス)」を歌った様子をご覧下さい。