Brand X(ブランドX)は,1975年にイギリスで結成された,フュージョンというより,ジャズ・ロックという言葉がその音楽性を一番わかりやすく表現している気がします。

海外では,ジャズ・フュージョンという位置づけのようです。

結成当時は,ドラムにGenesis(ジェネシス)のPhil Collins(フィル・コリンズ)がいたことから,「フィルがジェネシスで叩ききれないストレスを発散するために作ったバンド」と言われていた時期があり,私もそう信じていました^^

今では,多数の候補の中から選ばれたメンバーであったことが知られています。

そのフィルが参加しているのは1976年に発売された1stアルバム「Unorthodox Behaviour(アンオーソドックス・ビヘイヴィアー)」と,翌年の2ndアルバム「Moroccan Roll(モロッカン・ロール)」,そして,全曲ではありませんが,1977年に発売されたライブ・アルバム「Livestock(ライヴストック)」です。

フィルがこんなにも細かくドラムを叩くことに打ち込んでいるのは,なかなか他では聴けません。


なんて,フィルのバンドではないと言いつつフィルを中心に書いていますが,それは私が,フィルが在籍して頃のブランドXしかちゃんと聴いてないからです^^;

バンドは,そのあともドラマーやキーボード・プレイヤーを変えつつ,途中の様々な難関を乗り越え,現在も活動を続けています。


決して万人受けをするような音楽ではありません。

でも,まだ聴いたことのない方は,ぜひこの空気を一度は感じてみてほしいです。

英国風超絶技巧音楽集団,ブランドXの1stアルバムから「Nuclear Burn(ニュークリアー・バーン)」をお聴き下さい。