REP Speedwagon(REOスピードワゴン)は,1967年にアメリカで結成されたバンドで,デビューアルバムの発表は1971年でした。

何度かのメンバーチェンジを繰り返し,80年代前半にバンドの全盛期を迎えます。

80年代後半から,人気は陰りを見せますが,レコード会社の倒産という危機も乗り越えて,現在でも活動を続けている息の長いバンドです。

メンバーチェンジにより長らえてきたという理由もあるでしょうが,やはり,バンドの人気を支えるのはライブバンドとしての実力ではないでしょうか。

彼らは,70年代には,年間300を超えるライブを行っていたそうです。

その時代の様子をレコーディングしたのが,1977年に発売された「Live:You Get Play Your Play For」でした。

これが日本でREOスピードワゴンが紹介された初のアルバムになります。

当時2枚組のこのライブアルバムは,「聴き応えがある」という言葉がぴったりのアルバムで,買った当時は,毎日一度はターンテーブルに載せ,時間がない時でも,1枚目のA面だけでもなんとか聴く時間を作るほど熱中して聴いたアルバムです。

とにかく熱い演奏で,ゴリゴリと押しまくるような,それでいて土臭い感じがたまらなく,その後のバラード・バンドとして,しかも洗練されたイメージとは対照的な感じがしました。

なので,80年代に世界中でヒットした時は,アルバムすら買わずに,嫌いなバンドになっていました(笑)

ライブ・エイドでもJFKステージで登場しましたが,映画「ボヘミアン・ラプソディ」の中でも,ライブ・エイドの内容をクイーンのメンバーに話す際にREOスピードワゴンの名前がでていました。日本語字幕にはなぜか抜けていましたが^^

ということで,「Keep On Loving You」や「Can't Fight This Feeling」もいいけれど,今日は,私の大好きなライブアルバムから,2曲お聴き下さい。

1曲目は,「Like You Do」。2曲目は「157 Riverside Avenue」です。