Jackie Evancho(ジャッキー・エヴァンコ)って名前をご存知の方は多いでしょう。
2000年4月9日生まれなので,19歳の誕生日を迎えたばかりのアメリカのクラシカル・クロスオーバーの歌手です。
彼女は,9歳でローカルの様々なコンテストで優勝し,David Foster(デヴィッド・フォスター)と共演という経験をもっています。
また,10歳でAmerica's Got Talentで準優勝したことで,世界的に注目されるようになりました。なお,この準々決勝の際に,彼女の年の割にあまりにも大人びた声質に口パクではないか,との疑いがもたれ,彼女はアドリブで生の声であることを証明したというエピソードが残っています。
その後,彼女は順調にクラシカル・クロスオーバーのジャンルで1枚のEPと6枚のアルバムとを出し続け,高い評価を受け続けてきました。
そんな彼女が,昨日,4月12日に7枚目のアルバムを発表しました。
アルバムタイトルは,The Debutとなっていますが,今のところ国内盤が出る予定がるかどうかは不明です。
このアルバムは,アルバムの説明を見ると,「The Greatest Showman(グレイテスト・ショーマン)」や「West Side story(ウエストサイド・ストーリー)」などのコンテンポラリー・シアター・ソングを集めたもの,となっています。
そのくらいの予備知識で曲名を確かめずにBGMとして順に曲を聴いていると,思わぬ選曲が。
先日,ジョン・カーニー監督の音楽三部作で紹介した最初の曲,映画「ONCE ダブリンの街角で」収録曲「Falling Slowly(フォーリング・スローリー)」が流れてきて,あらためてこの曲の良さを感じました。
そんなこんなでBGMとして聴いていたのですが,他にも,作業の手を止めて聴き入ってしまうことが何度もあり。
むしろBGM様に聴いていることが失礼に感じるほど。
アルバムの最初から最後まで,彼女の美しく安定した歌声に19歳という若さは,なんらデメリットを感じさせませんでした。
というのは,彼女のどのアルバムを聴いても思うことなのですが。。。
そんな彼女の最新アルバムから。
アルバム1曲目のミュージカル「Hamilton(ハミルトン)」から「Burn(バーン)」を。そして,おなじみ「ウエスト・サイド。ストーリー」から2011年の1stアルバムでも収録していた「Somewhere(邦題:どこかへ)」をお聴き下さい。
と,せっかくなので,ジャッキーが2011年にデヴィッド・フォスターと再演した時のライブから「Pie Jesu(ピエ・イエズ)」を。最後に,2014年のライブから「Ave Mari(アヴェ・マリア)」をご覧下さい。