ヴォーカリーズという言葉をご存知でしたら今日のThe Manhattan Transfer(マンハッタン・トランスファー)もきっとご存知のことでしょう。


Wikipediaによると

ジャズの歌唱におけるスタイルなり、音楽ジャンルのひとつで、もともと楽器のソリストが奏でた即興のメロディに合わせて、歌詞を当てはめて歌うもの。

とあります。


マンハッタン・トランスファーは,1975年にレコード・デビューしたアメリカのジャズ・コーラス・グループで,日本とはつながりが深く,何度も来日公演を行っています。


そんな彼らの人気を世界中で決定づけたのが,1978年発表のアルバム Extentions(エクステンションズ)でした。


中でも,アルバム1曲目の Birdland(バードランド)。


これが,あの Weather Report(ウェザー・リポート)の代表曲の一つとして有名なバードランドのヴォーカリーズ版でした。

これがなんとも素晴らしい出来上がりで,原曲を知らなくてもこれだけで十分楽しめる完成度となっているのです。

彼らは,この曲で,第22回グラミー賞(1979年分)の最優秀ジャズ・フュージョン・パフォーマンス賞を受賞します。また,メンバーの Janis Siegel(ジャニス・シーゲル)が 最優秀ボーカル編曲(グループ)賞を受賞しています。


アルバム全部の曲を紹介したいのですが,ヴォーカリーズをテーマに取り上げたので,本日はこの曲のみで^^;

おっと,それならこのアルバムにもう一曲,素敵な曲がありました。

Shaker song(シェイカー・ソング)は,Spyro Gyra(スパイロ・ジャイラ)のデビューアルバムの曲のヴォーカリーズ版?というより,ボーカル・カバー?。

スパイロ・ジャイラについては,また別の機会に。

って,書いてたら,このアルバムやっぱり名盤なんで全部紹介したい(泣)

 

となれば,マンハッタン・トランスファーは他にも,ヴォーカリーズで
とりあげたい曲あるし。。。

 

今回は,せっかくここまで書いたので我慢です。

 

 

ということで,今日は,マンハッタン・トランスファーのアルバム「エクステンションズ」から「バードランド」と「シェイカー・ソング」を元ネタの曲と一緒にお聴き下さい。


まずは「バードランド」.。マンハッタン・トランスファーは,発表から10年ちょっと経過したこなれたライブ演奏です。ウェザー・リポートは,別にとりあげる機会もあるだろからスタジオ版で。

 

 

 

 

2曲目は「シェイカー・ソング」。マンハッタン・トランスファーは,86年の日本公演から。スパイロ・ジャイラは,スタジオ版で。