Caldera(カルデラ)は,1976年にセルフ・タイトルのアルバムでデビューした,アメリカのフュージョン・バンドです。
ロックとラテン色が強い曲があったり,ファンクのノリがあったり,それでも土台はジャズなのでしょうか。
どちらかといえば,プログレっぽいラテン音楽?
うーん,表現が難しいけど,だからこそフュージョンなのか^^
私がこのバンドを知ったのは,1977年の2ndアルバム Sky Islands(スカイ・アイランド)が最初でした。
例によって,音楽雑誌「アドリブ」の評価を見て,輸入盤のレコードを買いました。
その彼ら独特の世界に夢中になって,前作を購入し,翌年の Time and Chance(タイム・アンド・チャンス)まで楽しませていただきました。
しかし,今でも,頭にくっきりとよみがえるのは,やっぱり最初に聴いたスカイ・アイランドです。
(名前いっぱい出るのでめんどうなのでカタカナ表記で)
後にリー・リトナーとの共演で名を馳せる名ドラマー,カルロス・ベガはここのオリジナル・メンバーだし,ゲスト・ドラマーには,チェスター・トンプソンまで参加してるし,ラルフハンフリーもいます。チェスターはGENESIS(ジェネシス)のフィル・コリンズとのツイン・ドラムの相方という印象ですが,どちらもフランク・ザッパのバンドに在籍していたということからもテクニックは申し分ないゲストです。
共同プロデュースでゲストでもシンセサイザーソロを聴かせるのは,E,W&F(アース・ウィンド&ファイアー)のラリー・ダン。
そして,レコード・デビューしたての若き日のダイアン・リーヴスがボーカルで参加しています。
このアルバム,いつでも買える状態じゃないんですよねぇ。
今は,1stアルバムと抱き合わせで1枚になって売られてるけど,これもいつまで売られてるものか。
そんなカルデラの1977年発売の2ndアルバム「スカイ・アイランド」から,アルバムタイトル曲「スカイ・アイランド」をお聴き下さい。
また,ダイアン・リーヴスが自身のセルフ・タイトル・アルバムで10年後にカバーした同曲もあわせてどうぞ。