1990年代前半から末にかけて,メロディアス・ハード・ロックの名盤を出し続けた日本のレーベルがありました。


その名は,ゼロ・コーポレーション。


ここから出されるアルバムは,ほぼ間違いがないって当時は信頼していました。


でも,だんだん契約アーティストの数が増え,当然,出されるアルバム数も増え,

そしていつの間にか消滅。。。。


有名どころが増えてやっていけなくなったのか,無名なアーティストを抱えすぎてたちいかなくなったのか。。。



そんなゼロ・コーポレーションが元気だった頃に出されたアルバムです。


ボーカルのGary Hughes(ゲイリー・ヒューズ)が,ソロ・アルバム制作のために集めたメンバーと盛り上がって作ったバンドが,イギリスのメロディック・ハード・ロック・バンド Ten(テン)でした。

そして,1996年に出されたアルバムが X(テン)と メンバーを固めて出した The Name Of The Rose(ザ・ネーム・オブ・ザ・ローズ)の2枚です。


この2枚の出来がすばらしく。

ハード・ロックのボーカルって,ハイ・トーンじゃなくていいんだ!

と,ゲイリーのボーカルに一度はまってしまうとなかなか抜け出せなくなってしまいます。


ある日突然,YESのジョン・アンダーソンのボーカルがクセになってしまうように。

って,例になってないか(^^ゞ


そんな彼らのハードロック史上に残るといえる名曲 The Name Of The Rose と,After The Love Has Gone(アフター・ザ・ラブ・ヘズ・ゴーン)をお聴き下さい。