2002年、「Come Away With Me(邦題:ノラ・ジョーンズ) でアルバムデビューした、Norah Jones(ノラ・ジョーンズ)は、アメリカのジャズ歌手であり、ジャズ・ピアニストです。
このデビューアルバムは、グラミー賞8部門を制覇し、1800万枚を売り上げる大人気アルバムとなったのです。
確かに、ブルーノートレーベルからアルバムを出しているし、ジャズ歌手と書きましたが、普通の4ビートジャズを期待すると肩透かしをくってしまいます。
彼女の作る曲には、カントリーやフォーク、そしてブルースなど様々なエッセンスが散りばめられ、ゆったりとしたバラード調の曲が多いため、ノラの音楽は、ノラ・ジョーンズというジャンルでしかないでしょう。
詳しい経歴は、Wikipediaあたりにゆずりますが、残念ながら2010年代の彼女の作品は、興味深く聴ける物が私にはありませんでした。
別に、彼女である必要がない感じの作品ばかりだったからです。
しかし、彼女は、このコロナ感染症で毎日の感染者数に一喜一憂する中、このまま、これ聴きながら自粛生活続けててもいいなぁ、と思える様なアルバムを、この6月に再び発表してくれました。
おかえりなさい!
って感じでしょうか。20年前の原点に戻ったようなアルバムでありながら、あの当時よりもよりメロディが明確でわかりやすく、バックの演奏も不必要な音をできるだけそぎ落とした中で、あの彼女独特の世界観を保っているのがいいですね。
何よりも聴きやすいのが、一枚聴き通しても45分で終わるという長さ。
これって、今の世代の方達には、短すぎるように感じるのでしょうかね。
私のようなレコード世代の人間には、全曲飽きずに聴き通すにはちょうどいい長さに、体に染みこんでしまっています。
まぁ、それもいい曲がそろっていての話なのですが。
今回の彼女のアルバムは、無駄に埋め合わせ的な曲も入っていないので、どの曲も安心して聴ける曲ばかりです。
1曲1曲の解説をしていきたいところですが、もう十分長くなってしまったので、最後にアルバムから2曲紹介して終わりにします。
まずは、今年の3月から先行発表されていた、I'm Aliveです。これ聴いた時から期待感が膨らんでましたね。
そして、つい先日動画がアップされたばかりの、To Liveです。
この2曲気に入っていただけたら、アルバム全曲通して聴いてみてくださいね。
だんだん訪問いただける方が多くなってしまったので、もう書くのやめようかなって思ってたこのブログですが、
こんなアルバム聴いちゃったら、やっぱり書かずにいられなくなっちゃいます^^