天満神社 (生駒市高山町1101)


大和国
奈良県生駒市高山町1101
(社横に駐車スペースらしきものがあり停め置きましたが、停めていいのか未確認)
(周辺は狭小道路で要注意)

■旧社格
村社

■祭神
菅原道真公


奈良県の最北西端、長閑な山里が広がる生駒市高山町大字「傍示(ほうじ)」に鎮座する社。「高山町」内にはもう一社、天満神社(高山町9060)が鎮座しています。
◎「高山茶筌」の産地として知られる生駒市「高山町」。全国茶筌生産の90%以上を占めるとのこと。国の「伝統工芸品」に指定。
平安初頭より添下郡「鷹山荘」という記述がみられます。15~16世紀には鷹山(高山)氏が本貫地として治めました。氏神は高山八幡宮
城主鷹山頼栄の次男であった時重(宗砌)が、「わび茶」の創始者である村田珠光(大和国添下郡の出身)に依頼され「茶筌」を作ったのが初めとされます(異説あり)
鷹山氏が当地離れた後、帰農した旧臣たちが茶筌で生計を立てていたと伝わります。
◎当社に関しての資料が見当たらず詳細は不明。大字「傍示」は元禄年間(1688~1704年)末期に、西隣の河内国交野郡「傍示」より移住して開拓した村であるとのこと。「傍示」とは「牓示」の略。国境を定めた立札が「牓示」。
便宜的に河内国交野郡「傍示」を「西傍示」、大和国添下郡「傍示」を「東傍示」とも言うようです。
◎当社はおそらくその移住時に創建されたのではないかと思われます。河内国交野郡「傍示」には菅原神社が鎮座(未参拝)。そちらからの勧請でしょうか。






境内社は蛭子神社(蛭子命)かと思われます。





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