餅飯殿辨財天社
(もちいどのべんざいてんしゃ)


大和国添上郡
奈良市餅飯殿町40
(商店街内のため車通行不可)

■祭神
市杵島姫命


近鉄奈良駅より南へ200mほど、「奈良もちいどのセンター街」内に鎮座する社。催事場スペースが設けられた最奥にひっそりと佇んでいます。
さらに南へ100mほど下ると「ならまち」、そこへ繋がる商店街。大いに賑わっています。
◎「奈良町」二百五町の一である「餅飯殿町(もちいどのちょう)」。寛平七年(895年)に宇多天皇の勅命により聖寶理源大師という修験道者が、「大峯山」に棲みついたとされる大蛇を退治。その際に当郷の者も一緒に峯入りしていたことから当郷に帰り、町民が餅と飯でもてなしたとのこと。そして修験道者から届いた御礼状に「餅飯殿へ」と書かれていたことからこの町名になったと伝わります。当社の脇にその修験道関係の堂が建てられています。



向かって左側は催事場スペース。



玉垣には「餅飯殿辨財天社」と「宗像神社」の社号標があります。



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