彦瀧大明神


志摩国答志郡
三重県鳥羽市河内町
(詳細住所不明、アクセスやPは下部写真参照)

■祭神
彦瀧大明神


鳥羽市を南北に流れる「加茂川」、その支流「河内川(こうちかわ)」のそのまた支流の上流、山あいに鎮座する社。
◎創建由緒等に関する資料は見当たらず不明。「鳥羽三女神」の一社などとも言われるようです。あとの2社は加布良古大明神(伊射波神社)と相差町の石神神社(未参拝)。彦瀧大明神は白蛇を御神体とするとか。
◎あくまでも想像の域を出ませんが、「彦」とある以上は男性神なのではないかと。女性特有の病、安産に効験があるなどという後世の附会がなされ、女性神に変わった可能性があるようにも思うのですが。
◎瀧そのものは1mに満たない小さなもの。大雨洪水等による落石で小さくなった可能性はあるものの、現地の様子から大きな変化も無さそうに思います。
注目されるのは対岸に小祠が設けられ、その上部にある巨大な露出岩盤。奥の方まで確認できないものの、高さは3mほどはあり見応えのあるもの。こちらがそもそもの信仰の対象、つまり御神体かと思います。


駐車場は完備。ただしここから少々歩かねばなりません。

登拝道まで100m。

登拝道は200m。

遥拝所が設けられています。

登拝道は軽トラなら登って行けるほどの舗装道。勾配もほんのわずか。



こちらがもっとも大きな瀧かと思います。


禊場のようになっています。



写真右上の方に小祠が小さく見えます。

対岸まで渡って来ました。滑りやすい斜面であるため、ここに来るには少々覚悟が必要です。


写真の真ん中上に見えるのが、突き出た露出岩盤。

ここだけが神々しくも陽が当たっていました。赤みを抑えた画像補正を施しています。