八幡神社 (新宮市三輪崎)


紀伊国牟婁郡
和歌山県新宮市三輪崎1512
(P有)

■祭神
応神天皇
[配祀] 建南方大神 八坂刀売大神 事代主大神 軻具突智大神 経津主大神 保食大神


神武東征時の上陸した熊野「神邑(みわむら)」に比定される「三輪崎」に鎮座する社。丘陵の頂に鎮まります。
創建由緒等は不明。明治の合祀令により7社を1社にしたとのこと。社伝によると合祀された下諏訪神社・上諏訪神社が経津主大神を主神として勧請されたとしています。なぜ経津主大神なのかは不明。合祀数を見ると別の社だったと思われるため、社伝は少々的を得ないもののようです。建南方大神と八坂刀売大神はこの2社で祀られていたものかと。
また平安末から鎌倉期にかけては、八幡旗を靡かせた蛭子集団である倭寇が紀伊半島を栄えさせたと。これも的を得ないものですが、八幡社と蛭子社が合祀されているということかと。残る保食大神は稲荷社を合祀したということでしょうか。
火災焼失や地震津波流失を繰り返したとのこと。現在のような高台に遷されたのは明治の再建時のようです。



石段は全部で150段近くあるでしょうか。