仲神社 (松阪市)


伊勢国多気郡
三重県松阪市井口中町485-1
(駐車場は覚えていません)

■延喜式神名帳
仲神社の論社

■旧社格
村社

■祭神
豊城入彦命
須佐之男命


「櫛田川」の河口沿い、「祓川」との間の平地に鎮座。社名を示すものは無く、石灯籠の裏側に奉納した「仲神社氏子」という表記があるのみ。
明治の合祀令により、北500mの大国玉神社に合祀されたのを昭和の始めに復社したと伝わっています。
ご祭神の豊城入彦命は崇神天皇皇子。活目尊(後の垂仁天皇)とともに皇太子の候補に上がるも、東国平定を任され皇位は継承されなかった皇子。当社は東国へ向かう折りに所縁となった地であったのかもしれません。
式内社 仲神社について、当社は論社に宛てられています。別に明和町の仲神社(未参拝)も論社に。当社の創建由緒等についてはまったく不明。一方そちらの方は「伊勢式内神社検録」という書に、「上野村」にあったとしており、それが該当。その社も荒廃し、また明治に合祀された後に復社したという経緯があり、歴史を辿るのは困難なようです。

※写真は2018年5月撮影のものです。