◎「伊那佐山」登拝&花見 (令和二年 4/10)



この記事は紀行的なものにし、山頂の都賀那岐神社や磐座に関しては別記事を上げます。

そういうわけで少々砕けた文調にて。



…さて。

この山には過去三度の登拝を試みていますが、なぜか辿り着けない…。

物理的な理由が今回のトライでよく分かりましたが、結局のところ神に妨げられていたのかな…と。

(八咫烏神社の鳥居越しに「伊那佐山」を)



■「伊那佐山」の簡単プロフ

◎大和国宇陀郡の山。ここから先(東部)は険しい山間地帯。

◎標高は637.2m。ただし登山口から登るにしても既に高地からなので、実際のところ200mの登山といった感覚。程よい運動レベルです。

◎山容からも、また上の写真のように八咫烏神社鳥居が山に向けられていることからも、いわゆる「神奈備山」。

◎なんと言っても神武東征ゆかりの地。大決戦を控え、この山に「楯」を並べていたという重々しい戦況(紀の記述による)。
にもかかわらず「お腹が空いた~!」などと、しかも「鳥や鵜飼」に助けを求めています。なんとも呑気な…。
鳥は焼鳥にするん?鵜飼が捕った魚を食べんの?


登山道が整備されています。

登山者ではないので、もちろんそんなところから登るつもりは毛頭無し!

最大の目的は「磐座」探索。
なぜ神倭磐余彦命(神武天皇)がこの山を拠点としたのか、「磐座」が座す聖地であったから。

「国見」を行う(麓の様子を伺う)上では申し分のない山という理由も重要ですが。


今回は「伊那佐文化センター」に停め山裾まで歩きました。


「芳野川」沿いは桜が満開!ついつい寄り道。

普段なら花見客が騒ぎに来るんやろうけど、
誰~もいません。


なぜこの向きに都賀那岐神社(「伊那佐山」山頂)の石碑が立てられているのか、いつも不思議に思います。

山頂へは舗装路をこのまま真っ直ぐ。

ひょっとしたら何かある?もう一度右折れして探ってみよっと。


ガサゴソと杣道を登るも、やはり何も無し。
結局引き返す…。


良い子・普通の子はここを右に登りましょう!そして登山道(参道)へ向かいましょう!

悪い子はこのまま真っ直ぐ(笑)



一面満開に咲き誇る桜よりも、一本二本くらいが満開になっている方が好きかも。


こうして見ると
わずか100m余りの登山かも。

楽勝ダ!


さていよいよ…。


道らしきものがある。
山の整備の人らが登るところかな?



「磐座らしきもの」がかなりあります。
別記事にて上げます。


傾斜角は30度余りかな~
ここ最近の絶望的な登山に比べれば屁でもないわい!!!



「磐座らしきもの」がコロコロと。


あ!登山道に出てしまった!


ちょいちょい逸れつつ、とりあえず道を進もうかと…。


ん?これはいつか来た道。

…てことは、今回も辿り着けない?


そしていつも車を停め置きするところの、上の方にある磐座までよじ登り…拝礼&祝詞奏上。


はい!はい!分かってます。
でも辿り着けない。


ん?????これは!!!!!

これまで辿り着けなかった原因が判明!
鋭角に右折れして登る道があるんや!

最近立てられた案内板やろね。


間もなく山頂…というところでまたもや暴風。
吹き飛ばされそうなくらい。

神の歓迎の合図!


…の前に足元に磐座発見!

明らかに組まれたもの。
近付くのはここまでが限界かな…死ぬわ。


神様~!


絶景!

不思議な形の森がポコポコあるのは
すべて古墳かな?

祝詞奏上すると風はピタッとやみ、生温かいゆるゆるな風が漂う、いつもの感じに。

こればかりはいつも不思議でならない。


下りは王道の山道を。走って降ります(笑)


◎王道の山道なら登り30~40分、下り30分足らずでしょうか。
◎イバラ道を通る悪い子は登り70~80分、下り15分ほどかかりました。
◎先ほどの磐座群の下に車を停め置くなら5分余り。

Googlemapなら北西方向から山頂付近に向かっている道。季節により枝などが散乱しており、車を傷める可能性有り。


中腹よりやや上の柱状節理。
こちらも信仰の対象だったように思います。


中腹よりやや下の巨岩群。


麓には山神も。


麓に到着。
「伊那佐文化センター」からここまでは15分ほど。

都賀那岐神社の参拝がようやく叶い、磐座もたくさん拝し、しあわせな一日に。

このあと八咫烏神社参拝へ向かいました。



《長文にて失礼しました。》