「嶽太郎」



榛原の巨石・磐座信仰の聖地と言えば
やはり「嶽山」でしょうか。

およそ10年ぶりの登拝となりました。


※この記事では巨石(磐座)そのものの紹介はほとんど行いません。後ほど(2~3日後に)「*神の庭*」のテーマ記事にて紹介します。


その時は「嶽次郎」と「嶽三郎」、そして「カラトの寝石」のみ。
「嶽太郎」と「蛇石」は拝していません。

今回はその未拝の2ヶ所を含めた、主要巨石(磐座)をすべて拝することが目的。

結果から言うと「嶽太郎」は拝することができたものの、「蛇石」はやはり発見できず…。


「蛇石」探しと、その他の巨石(磐座)探索のために、整備されていないところを登りました。

45度以上の急斜面を登ったり、下ったり(正確にはずり落ちたり…)と。


良い子、普通の子はマネしてはいけません!
悪い子、登山家(要登山装備)のみOK!

悪い子は、拾った枝を杖代わりに、いつもの神前神拝スタイル(ビジカジレベル)で登拝するのです。



ネクタイまではしていません。
勾玉がその代わり?

標高は660mくらいのようです。
ただし既に300~400mくらいの地から登っています。



悪い子は車をここに留め置きました。
国道369号線(伊勢本街道)から県道218号線に入ったら20mほどで、すぐに南に入る道へ。

ここは200mほど入ったところ。
奥に見えているのが「嶽山」など。



嶽神社の方へは「さくらまつり」の幟を目印に真っ直ぐ進むと、車で5分ほどで到着。

「嶽の立石」(「嶽太郎・嶽次郎・嶽三郎」)は、悪い子と登山家以外は嶽神社から行くとスムーズに。

「カラトの寝石」へは車を留め置いたところから50m進んだ辺りを左折します。


左折したところがこちら。


悪い子ですが、桜も好みます。


悪い子は林道をトボトボと歩きました。


50mほどで案内有り。
しかも写真左手に木々の合間に「カラトの寝石」が見えています。


岩の形状からして横から撮るのがベターでしょうが、この記事では縦から撮った写真のみ掲載しておきます。

良い子、普通の子はここで引き返し、車で山頂近くの嶽神社まで登ります。そこから平易な山道を通って「立石(嶽三兄弟)」へ。

※「嶽三兄弟」とは、悪い子が勝手に付けた名前です。


悪い子は、ここから「いばらの道」へ向かいます。

実は悪い子は先に山頂に車で登って、嶽神社参拝を済ましています。
そこから向かえばいいのに、麓に引き返して歩いて登るというアホなことをしております。


この辺りは山道有り。


とにかく岩だらけで
どれが祭祀を行った岩なのか、どれが転げ落ちてきただけの岩なのか、判別不可。


これ…どう見ても磐座やろ…。

磐座そのものにあまり関心が無い登山家が記したのか、あるいは磐座大好きな方がちゃんと神にお断りを入れた上で記したのか。

とにかくここから道はありません。


どっからどう見ても傾斜45度やがな…。


お!少し開けた谷間。

登山家なら谷間ではなく、尾根伝いに進むのでしょうが、悪い子は分かってても谷間に向かいます(笑)

そしていつも迷子になります(笑)(笑)(笑)

やはり迷子になったかな???と思いつつも進んでいると…


見覚えのある形の岩を発見!
この形は「嶽三兄弟」の岩と同じもの!

写真では分かりづらいが傾斜は60度近くはあるかも。

一歩に一分ほどかけて(笑)
這って登りました。

三歩進んで~二歩落ちる~♪
(同年代だったらこの歌詞分かりますよね~)

歌とる場合やあらへんがな!


辺りを見渡すと、Q太郎の頭がポコポコと。
「嶽ファミリー」や!


Q太郎の頭が
あっちにもポコポコ!こっちにもポコポコ!

これは三兄弟に近づいてる!

すぐになだらかな山道が現れました。
これは良い子、普通の子が通る嶽神社からのスムーズな山道。


嶽次郎の写真だけ載せておきます(右側の方)。



下はO次郎?

この巨石群は自然にできたものなどと科学者たちは言っておられます。

立て起こしたもので間違いなく、磨いて丸くしたもので間違いありません。

つまり「磐座」。

倒れないように絶妙な土台が据えられていることに気づかないのでしょうか?


そうこうしているうちに山頂へ着いてしもた。
アカンがな…。


最後のチャレンジとばかりに、もう一度「蛇石」探しを。



「嶽太郎」の遥拝所でしょうか。

傾斜60度ほどの下りは想像を絶するもので、
ほとんどずり落ちるような状態。

切り替えて、もうずり落ちることにしました(笑)木の幹を目掛けて。その方が安全。

途中また迷子になりかけたものの、悪い子はなんとか無事生還!


いや…そうじゃなくて。

どうやら「蛇石」様には嫌われたようです。


したてホヤホヤの鹿のふん。


巨石(磐座)の本編記事はなるべく早めに上げるようにします。