蓬莱神社 (奈良市宝来)


大和国添下郡
奈良市宝来4-21
(P有、ロープで閉ざされていましたが外して停めました、付近は狭小道路なので運転に自信の無い方は要注意)

■旧社格
村社

■祭神
須佐之男命
櫛稲田姫命


菅原伏見西陵(安康天皇陵)の守護神であった当社(蓬莱神社)に、菅原伏見東陵(垂仁天皇陵)の守護神であった兵庫山神社(兵庫山はその陪塚)が合祀されてできた社であると社頭案内にあります。明治の合祀令によるものですが、現在も両墓の守護神と言えるでしょうか。
◎社名の「蓬莱」は、田道間守神が「登岐士玖能迦玖能木実(ときじくのかくのこのみ)」を求めて「蓬莱山」へ向かったという古事にちなんだもの。菅原伏見東陵の周濠内にある小島が、田道間守神の墳墓に仮託されています。
◎社殿は新しく美しいものの、境内は寂れきっており忘れ去られた社といった印象。重要なお役目は一段落したというところでしょうか。







八王子神を祀る境内社。



灯籠に記される社名はあまりにバラバラ。歴史の変遷がみられます。