☆菅原天満宮遺跡 天神掘


大和国添下郡
奈良市菅原町(隣のお家は「451-7」)
(P無し、菅原天満宮より東へ100m足らず、徒歩3~4分)


道真公の産湯の池と称される史跡。
つまり生誕地の候補地の一つとされています。

菅原氏の氏神である菅原天満宮のすぐそば、
菅原氏の邸宅があったとされています。

生誕地とされるところは京都市内などにもいくつかあり、
実際のところよく分かっていないようです。

なにぶん脚色があまりに多く施されてしまっている人(神)なので。

当地を候補地とするものは
菅原天満宮のすぐ近くにある喜光寺の寺伝によるものとか。

道真公の時代については専門外ですが
そのルーツを探る上での一つの資料かと考え訪れました。

菅原氏は天穂日命を始祖とし、十四世孫に野見宿禰神を輩出。
道真公の曽祖父の古人の時に「菅原」姓を賜っています(781年)。

それまでは「土師氏」。
「菅原」は文字通り、当地が「菅」の「原」であったから。

当地周辺が菅原氏の本貫地、
この辺りでせっせと「土師」「埴輪」作りに精を出していました(近くに窯跡あり)。

そして祖神である天穂日命と野見宿禰神を祀ったのが菅原天満宮。

道真公の母は京都に住んでいましたが、奈良にも戻っているようです。
その時に出生したとするのが当地です。