古神殿 (神内神社 本宮)
(こしんでん こうのうちじんじゃ もとみや)


紀伊国牟婁郡
三重県牟婁郡紀宝町神内(神内神社から南100m)
(神内神社Pから歩くか、2022年4月現在は社前に駐車可となっています)

■ご祭神
(不明)


熊野の原始信仰を象徴するような社。原初は神内神社の御神体である100m超の岩壁と、当地の古神殿を中心とした上古よりの一大聖地であったかと思われます。
詳しいことはほとんど分かっていませんが、この屹立する奇岩の集合体を「古神殿」と称していたこと、そのものが重要かと思います。当社についての伝承は下部写真にて。

*写真は2019年2月と2022年4月撮影のものとが混在しています。

*2022年の参拝時には、かつてこの聖地内にあった老人福祉施設が退去していました。



かつては老人福祉施設の車がびっしりと停まっていました。

登拝口は南側のこちらから。本来の登拝口はこの反対側と思われますが、当時は老人福祉施設の敷地内であったためこちらからしか登拝できませんでした。


途中に社殿跡らしき基壇があります。

登ることができるのはここまで。


高所恐怖症ながら、際まで近づき眼下を。


赤いのは修験道の者たちが据えてしまった小祠らしきもの。


神内神社は写真中央の谷地に。

本来の登拝口はこちらから。石段等はありませんが登拝可。


こちらが植島啓司氏が「子宮」と表現した祭祀場であろうと思います。

老人福祉施設が占拠していた時はこちらに来ることが叶いませんでした。



麓の巨石。