☆藤ノ木古墳
大和国平群郡
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西2-1795
(P有)
■形状
円墳
■全長
直径48m、高さ9m
■築造時期
6世紀後半
■埋葬施設
横穴式石室、朱塗りの家型石棺
■出土品
金銅製馬具、金銅製鞍金具、金銅製冠、金銅製履など装身具
大刀5口、剣1口(刀と剣は金銅製外装)、銅鏡4面、1万点以上のガラス玉類
人骨2体分
*未盗掘であったために副葬品すべてが出土、国宝に指定
■周辺の状況
法隆寺の西方400mほど
平地に築造
■被葬者
穴穂部皇子と宅部皇子(ヤカベノミコ)
または穴穂部皇子と崇峻天皇(この場合は追葬)
※南100mほどの「斑鳩文化財センター」が、当古墳のガイダンス施設となっています。
(展示品はすべてレプリカ)
この時代(6世紀後半)はやや専門外、ましてや古墳自体も専門外。当古墳を詳らかに紹介することはできませんが、歴史の推移を見る上では貴重な史跡かと。
未盗掘であったがためにとんでもない代物が出土しました。
「斑鳩文化財センター」に出土品のレプリカが展示されています。
また発掘のリアルな映像から、携わった学者の分かりやすい解説まで、当古墳についてのことを余すところなく伝えています。
先にセンターを訪れてから、古墳を訪れるのがおすすめでしょうか。
*写真は2018年12月と2022年2月撮影のものとが混在しています。