☆上牧銅鐸出土地


大和国葛下郡
奈良県北葛城郡上牧町松里園1-1-1
(P無し、東100mほどに道が広くなったところがありそこに路駐か)


江戸時代に民間人が発見した銅鐸。
現在は静岡県の登呂博物館が所有しているとか。

西暦200年頃の製造と推定され、
出雲の加茂岩倉遺跡出土のものと同笵(同じ鋳型で製造)であるそうです。

大きさは29.3cmの小型銅鐸、
胴体部分は田の字型に4区分された模様。

当地のすぐ南には上牧久渡古墳群があり、なかでもすぐ近くの松里園古墳群がその一画を占めています。

古墳時代後期の古墳とされ、家型埴輪などが出土しているとか。

また「さね山(昔は観音山)」の北向こうには、
式内論社の貴船神社とその奥宮である智照神社が鎮座しています。

古代はひときわ重要な地であったかと思われます。



(上牧久渡3号墳、南200mほど)