☆神武天皇聖蹟 鳥見山中霊畤 顕彰碑
(「霊畤」は「まつりのにわ」)


大和国城上郡
奈良県桜井市桜井1109 等彌神社境内
(等彌神社境内P)


神武天皇聖蹟顕彰碑はその名の通り、神武東征の聖蹟を顕彰する碑。

昭和15年に紀元二千六百年奉祝の事業の一つとして設けられたものです。
全国に19箇所、大和国に7箇所あります。
橿原神宮と竈山はこのうちに含まれていません。

鳥見山中霊畤は神武天皇が大嘗祭を行ったと推定される場所、言い換えれば「日本で最初に大嘗祭が行われた場所」です。
「霊畤」はそれが行われる場所のことを指します。

「大嘗祭」とは即位後に初めて行われる新嘗祭のこと。
一代にたった一度の重要な祭であり、しかもそれが「日本で最初の」という冠付きのものです。

等彌神社、そして鳥見山の重要さを思い知らされる史跡です。