御机神社
(みつくえじんじゃ)


河内国讃々良郡
大阪府四條畷市南野6-12-1
(P無し、一の鳥居前に寄せ前のお宅のお邪魔にならないように駐車)

■延喜式神名帳
御机神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
素盞嗚尊


「生駒山」の西裾、石段を100段ほど登った高所に鎮座する社。
◎何度も遷座を繰り返したようで、確認できるだけで4度。古書には東方の「字宮地」に鎮座していたが、文禄年間(1692~1696年)に遷座したとあります。他にも「字宮谷」、「大字清滝字城」、「大字南野字滝」といった地も上がっています。
◎元々は池の畔にあったようで水神を祀っていたとも言われています。「水(みず)」が「御机(みつくえ)」に転訛したということではありますが、少々無理があるかと。転訛は別として水神の可能性は高く、そのあと午頭天王、スサノオ神へと変化したとみられます。またご本殿左手には水神ミヅハノメ神を祀る水神社もありますが、これは原始の姿を反映したものかどうかは不明。
◎別に四條畷市史によると「御机」は「津夫江連」氏からの転訛とし、祖神とされる天津彦根神を祀るという説があげられています。
◎ご本殿右手(向かって左手)には奇稲田姫神を祀る稲田社があり、瑞垣にしっかり覆われているものの内には石祠らしきものが二棟。別に猿田彦神という説もあります。

*写真は2018年3月と2020年9月撮影のものとが混在しています。





境内社 水神社

背後の御神体。

境内社 稲田社