草薙神社


駿河国有度郡
静岡県静岡市清水区草薙349
(駐車場と思われるものが一の鳥居西側にあり)

■延喜式神名帳
草薙神社の比定社

■旧社格
県社

■祭神
日本武尊


静岡市の郊外、景勝地として知られる「日本平」の北側裾部に鎮座する社。
◎日本武尊が東国平定に向かう途中で、出くわした逆賊に火をかけて焼き殺されました。そこで「天叢雲剣」を用いて草を薙ぎ払い、逆に「向い火」を放ち難を逃れたという記述が記紀にあります。その伝承地の一つがこちら。「天叢雲剣」は叔母の倭姫命から授かったもので、このあと「天叢雲剣」は「草薙剣」へと剣名を変えます。
◎日本武尊の逝去後、父である景行天皇が尊ゆかりの地を訪ね、当地に尊の神霊を祀りその御霊代として「草薙剣」を奉納したとされています。
ただこの一連のやり取りは焼畑農業の手法でもあり、それを神格化したものという指摘もあります。