JAMSTEC 横須賀本部(神奈川県横須賀市)。
一般公開があり、行ってきました。
コロナ前は自由に参加できたのですが、今は事前登録抽選制になっています。
コロナ前に一度行ったことがあります。
そのときは「しんかい2000」の展示がありました。
(今は新江ノ島水族館にあります)
今回、「しんかい6500」が見たかったのですが・・・
残念ながら展示がありませんでした。航海中なのでしょう。
こちらは東北海洋生態系調査研究船「新青丸」。
できれば「ちきゅう」か「しんかい6500」の母船「よこすか」が見たかった。
こちらは自律型無人潜水機(AUV)「しんりゅう6000」。
この研究者の方とお話しすることができました。
海底ではGPSが使えないので、どうやって位置を把握するのか、など。
GPS衛星の代わりに音波を発する船を配置するのだそうです。原理的に3隻で位置把握ができると。
こちらも一応エンジニアの端くれではあるので、技術的な会話が楽しかったです。
海底資源探査は重要な国家プロジェクトと思うので、頑張ってほしいです。
探査ロボットが置いてある倉庫が人気で、この人だかり。
自律型無人潜水機(AUV)「AUV-NEXT」。
自律型無人探査機による深海レース・国際競技会「Shell Ocean Discovery XPRIZE」で準優勝したマシンだそうです。
ピンクの色と形が可愛い自律型無人潜水機(AUV)「ゆめいるか」。
最大深度3000mだそうです。
こちらは「じんべい」。
「ゆめいるか」と同時に開発されたとのこと。
外にはいろいろなものが置かれていますが、特に説明もないので詳細不明・・・
こちらは海底居住施設「シートピア計画」で作られたもの。
昔のSFのような世界ですね。
「しんかい6500」本体はありませんでしたが、レプリカはありました。
整理券で中にも入れるようでした。
しかしやはり本物が見たかった・・・
こちらが「しんかい6500」の母船「よこすか」。
後ろに「しんかい6500」を吊り上げるためのクレーン装置を装備しています。
こちらは房総半島沖、深海5700-5800mで見つかった「ゴミ」。
しんかい6500で採取したもの。
そんなに深い海までゴミで汚しているなんて、悲しいことですね。
熱水噴出孔「チムニー」。
こんなものまで採取できるんですね。
深海の圧力を模擬するための試験設備がありました。
実際に6500m以上の海底の圧力を作り出し、しんかい6500(の耐圧殻)が耐えられるかを試験しています。
こちらがその大型高圧実験水槽。
中を覗き込むとこうなっていました。
この水槽設備も三菱重工製のようです。
「しんかい6500」も三菱重工製です。
実際には6500mどころではなく、その2倍の12000mまで耐えられるようです。
中型高圧実験水槽もありました。
こちらの装置も三菱重工製のようです。
いろいろな設備や装置を見つけると、「どこが製造しているのか」が気になります。
さて、研究施設に来たら、可能な限りそこの食堂に入りたい私です。
「親海亭」という食堂があり、一般人にも開放されていました。
もう混雑するのがわかっているので、メニューも限定されていて職員も手慣れたもの。流れ作業で次々と・・・
「ちきゅうカレー」をいただきました。
紙皿と使い捨てスプーン。これはきっと平常時とは違うと思いますが。
<訪問日:2024年5月>