JAMSTEC施設一般公開:JAMSTEC横須賀本部(神奈川) | ZEL's:写真とジオラマとプラネタリウム

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趣味は写真、プラネタリウム巡り、科学施設巡り、ジオラマ初心者、フィギュアスケート観戦、かつてはゲーム音楽の作曲も。
2021/8月にこのブログを開設。

JAMSTEC 横須賀本部(神奈川県横須賀市)。

一般公開があり、行ってきました。

コロナ前は自由に参加できたのですが、今は事前登録抽選制になっています。

 

 

コロナ前に一度行ったことがあります。

そのときは「しんかい2000」の展示がありました。

(今は新江ノ島水族館にあります)

今回、「しんかい6500」が見たかったのですが・・・

残念ながら展示がありませんでした。航海中なのでしょう。

 

 

こちらは東北海洋生態系調査研究船「新青丸」。

できれば「ちきゅう」か「しんかい6500」の母船「よこすか」が見たかった。

 

 

こちらは自律型無人潜水機(AUV)「しんりゅう6000」。

この研究者の方とお話しすることができました。

海底ではGPSが使えないので、どうやって位置を把握するのか、など。

GPS衛星の代わりに音波を発する船を配置するのだそうです。原理的に3隻で位置把握ができると。

こちらも一応エンジニアの端くれではあるので、技術的な会話が楽しかったです。

海底資源探査は重要な国家プロジェクトと思うので、頑張ってほしいです。

 

 

探査ロボットが置いてある倉庫が人気で、この人だかり。

 

 

自律型無人潜水機(AUV)「AUV-NEXT」。

自律型無人探査機による深海レース・国際競技会「Shell Ocean Discovery XPRIZE」で準優勝したマシンだそうです。

 

 

 

ピンクの色と形が可愛い自律型無人潜水機(AUV)「ゆめいるか」。

最大深度3000mだそうです。

 

 

 

こちらは「じんべい」。

「ゆめいるか」と同時に開発されたとのこと。

 

 

外にはいろいろなものが置かれていますが、特に説明もないので詳細不明・・・

 

 

こちらは海底居住施設「シートピア計画」で作られたもの。

昔のSFのような世界ですね。

 

 

「しんかい6500」本体はありませんでしたが、レプリカはありました。

整理券で中にも入れるようでした。

しかしやはり本物が見たかった・・・

 

 

こちらが「しんかい6500」の母船「よこすか」。

後ろに「しんかい6500」を吊り上げるためのクレーン装置を装備しています。

 

 

こちらは房総半島沖、深海5700-5800mで見つかった「ゴミ」。

しんかい6500で採取したもの。

そんなに深い海までゴミで汚しているなんて、悲しいことですね。

 

 

熱水噴出孔「チムニー」。

こんなものまで採取できるんですね。

 

 

 

深海の圧力を模擬するための試験設備がありました。

実際に6500m以上の海底の圧力を作り出し、しんかい6500(の耐圧殻)が耐えられるかを試験しています。

 

 

こちらがその大型高圧実験水槽。

 

 

中を覗き込むとこうなっていました。

 

 

この水槽設備も三菱重工製のようです。

「しんかい6500」も三菱重工製です。

実際には6500mどころではなく、その2倍の12000mまで耐えられるようです。

 

 

中型高圧実験水槽もありました。

 

 

 

こちらの装置も三菱重工製のようです。

いろいろな設備や装置を見つけると、「どこが製造しているのか」が気になります。

 

 

さて、研究施設に来たら、可能な限りそこの食堂に入りたい私です。

「親海亭」という食堂があり、一般人にも開放されていました。

 

 

もう混雑するのがわかっているので、メニューも限定されていて職員も手慣れたもの。流れ作業で次々と・・・

 

 

「ちきゅうカレー」をいただきました。

紙皿と使い捨てスプーン。これはきっと平常時とは違うと思いますが。

 

<訪問日:2024年5月>