舞台スチル撮影ですが、お客さんが入っているときにはもちろん撮影できません。
お客さんが入っていないときに撮影するしかありません。
それはどんなときかというと、「ゲネプロ」、つまり最終の通し稽古、最終リハーサルです。
「ゲネ」とも言われます。
「ゲネプロ」では、本番と全く同じ衣装、照明、セット、音楽で行われます。
(ゲネプロ後に調整して変えることはあります)
観客がいないので、観客席の自由な位置から撮影可能です。
「ゲネプロ」の前には、「場当たり」が行われます。
これは照明や音響、大道具・小道具の確認で行われるリハーサル。
すべてのシーンをリハーサルするわけではありませんが、ある程度の場面を見られるので、撮影のリハーサルにもなり、助かります。
この「場当たり」で構図や撮影ポイントを決めておいて、「ゲネプロ」での撮影に臨みます。
「場当たり」を撮った撮影の例です。
「場当たり」は基本的には演技の確認ではないので、衣装などはまだ着ていない状態です。
でも照明や立ち位置は本番と同じなので、非常に参考になります。