しばらく使ってきたリールのメンテナンスです。リールはabu 5600D5。

20061229232448.jpg   200612301.jpg  

とにかく全バラにします。日本製のリールに比べてはるかにシンプル。メタニウムmgとかはまだまだ怖くてバラせない。細かいネジ類などは無くさないようにトレーに入れて作業します。

12303.jpg  キャスティング時に生じた異音の原因。スプールにハメ込まれたベアリングのカバーを留めているCリングが曲がってしまいグラグラになっていた。なんでこんなパーツが曲がったんだろ?、、、、。 とりあえず修正して再利用。


12304.jpg   12305.jpg  内部のパーツも全て洗浄。

このリールはなんだか使ってるうちにどんどんクラッチが滑ってくる。ギア等につけた油分がクラッチ板に散りやすいみたいだ。むやみにオイルスプレーをするのは避けたほうがイイみたい。 
クラッチ板はパーツクリーナーで脱脂して組む。古いバイクの乾式クラッチみたいに。


20061229232651.jpg  片方にしか回らないローラーベアリング。ここでハンドルの逆転が起こらないようになっている。ブッシュ共に洗浄、グリスアップをしておく。

12306.jpg  レベルワインダーも分解して掃除。少し細かい。

このリールの特徴であるスマートマグブレーキというのは、ひとつのダイヤルでメカニカルブレーキとマグブレーキの効き方を調整してしまうというもの。調整ダイヤル側のカバーをはずしてみると、ダイヤルの歯車はマグブレーキとメカニカルブレーキの歯車に連動するように組まれている。 だから相当キャスティングに慣れた人ならば、自分好みのセッティングに調整しなおすことが出来る。 元のセッティングに戻せるように歯車のかみ合わせ位置をマーキングしておくと困らない。

自分は純正の設定でストレス無くキャスティングできるのでいじりません。相当なれた人以外は触らないほうが無難、、。