ハイスクール議会 | いそもと桂太郎 オフィシャルブログ「The Daily いそもと」Powered by Ameba

ハイスクール議会

 こんにちは!
 神奈川県議会議員(旭区選出):いそもと桂太郎です。

 今回、8月16,19,23日、私の元でインターンシップ活動をしている三人の学生と共に、神奈川県庁にて公益社団法人日本青年会議所 関東地区 神奈川ブロック協議会の主催により行われる「かながわハイスクール議会2013」を視察しました。それぞれの学生が、それぞれの視点で視察をし、三者三様の感想を抱いたと思います。以下に、彼らのレポートを載せます。ぜひご覧になって下さい。



 磯本桂太郎議員のもとでインターン生としてお世話になっている飯塚美咲と申します。
 
 私は8月16,19,23日の3日間神奈川県庁の新庁舎で行われた「かながわハイスクール議会2013」という催しを傍聴してきました。この催しは、県内の様々な高校から集まった生徒たちが「道徳」、「政治」、「経済」などの8つのテーマ別の委員会に分かれて各委員会ごとに県政の課題について討議し、黒岩知事への質問と政策提言を策定し、催し最終日の23日に本会議で黒岩知事へ質問をし、政策提言を渡すという実際の議会の流れを体験するものです
 
 私は3日間高校生が討議する様子を傍聴して日に日に討議がまとまっていき、形になっていくのを目にすることができました。各委員会の討議では様々な議題が生まれ、どれについて最も知事へ訴えようか、どうすれば議題を解決することができるだろうかなど悩んでいる姿も見受けられました。しかし高校生それぞれが自分たちの日々の生活や経験を思い出し、何が必要であったかや、どうすべきであったかなど身近な視点から考え、討議を進めていき解決していったように思えました。
 3日間の討議の傍聴を通してこの「ハイスクール議会」は県政の課題について考えるのが目的の催しではあるものの、これまでの自身の生き方から答えを見つけ出す議題もあり、その点から参加者たちが自分を見つめ直す機会にもなっていると思いました。現在投票率の低さなどから若者の政治離れが指摘されるなか、私はこの催しは政治と自分自身の関わりが密接であり、身近なものであるという認識を広めるのに一役買っていると思いました。
 
 私にとっては高校生がどのような考えを持っているのか知れると共に根本的なことではありますが、話し合うことによって自分が気付かなかったことに気付くことができる対話がいかに大切かを改めて実感できる機会となりました。


 磯本議員の元でインターンシップ生としてお世話になっている別所雄大です。

「ハイスクール議会」とは 公益社団法人日本青年会議所 関東地区 神奈川ブロック協議会が主催する催しで、神奈川県の高校に通う高校生約130名が3日間神奈川県庁で各委員会高校生同士議論し、最終日には黒岩知事に質問をし、政策提言を知事に手交するものです。私は神奈川県に住んでいましたが通っていた高校が都内の私立だったためこのようなものが開催されているということは知りませんでしたが今回初めて傍聴させていただき白熱した議論を目にし、彼らを羨ましく思いました。

 また、同じ高校生のグループとはいえ委員長やそのグループの人達の雰囲気、議題などによっても議論の進み方、白熱具合なども大きく異なっていることもそれぞれ違った面白さがあり、中には思わず引き込まれそうな気分になってしまうようなところもありました。

 全体的な傾向として彼らにとって身近な問題に置き換えて考え、議論していたところも多く見受けられました。

 しかし、議論を深めていく過程で「県」としての立場として出来ることや、すべきことに焦点を当てていき、意見のまとまり方に差はあれど着実に「質問」と「提言」の形へと近づこうと努力し、議論していた様はとても立派であり、感銘を受けました。

 自分自身一年前に知っていたら是非とも参加したかったと思う催しでした。


 磯本議員の元でインターン生としてお世話になっている小黒と申します。

 8月の16日および19日に、神奈川県庁で行われた「かながわハイスクール議会2013」の傍聴へ行って参りました。ハイスクール議会というのは、その名の通り高校生が集まり、特定の議題について議論をする場です。議題の種類ごとに8つの委員会に分かれ、それぞれが設定した議題について議論、最終的には黒岩神奈川県知事に対し質問および政策提言をする、という流れで行われました。あいにく私は23日に行われた政策提言の場に赴くことはできませんでしたが、前半の2日間は傍聴させていただきました。

 8つの委員会では、それぞれ「道徳」、「政治」、「経済」、「食育」、「家庭教育」、「環境」、「福祉」、「防犯・安全」についての議論が行われていました。参加者の皆さんは、それぞれ独自の確固とした考えを持っていて、自分の意見をきちんと発信することができていたように思います。ただ、議論されている問題が身近な内容(「政治」の場合は生徒会長選挙、「道徳」の場合は学校教育など)であるのに対し、彼らの発言は、まるでその身近な問題を画面越しに見ているようなものであることが多く、議論の対象である「小学生」や「中学生」が自分と地続きとなる存在であることを忘れているかのような意見が目立ちました。その点に関しては、自分が高校生であるということのアドバンテージを活かしきれていないようなイメージを受け、少し残念でした。しかし全体としては非常に完成度の高い議論が行われており、「将来を担っていく若者」という雰囲気をビンビンに放っていました。私が高校生だった一年前は、あそこまでパワフルに物事を発言したりはできませんでしたので、終始年上の学生を見ているような感想を抱きながら傍聴させていただきました。最終日に傍聴できなかったことが残念でなりません。

 この議会の結末を目にすることは折悪しく叶いませんでしたが、しかし高校生が積極的に政治に関わっていこうとする姿勢を肌で感じることができ、私にとっても良い刺激になりました。