先週は、坊の歯医者さん通いで、労力を使い果たすほど色々ありました…
坊が去年から通っているY歯科は、優しくて丁寧な歯医者さんです
「嫌がる子供を、
無理矢理に
治療したりしません。
トラウマになりますからね。」
その言葉通り、治療中も
「はい、お口ア~ンしてね。
今から風さんがいくよ~。
次は水さんね~。
上手に出来たね~。
ありがとう。」
と常に優しく声をかけてくれます
おかげで全く嫌がる事なく、虫歯の治療が出来ました
その後も検診に通ってましたが、2週間ほど前、治療した歯の歯茎が腫れて、痛がっていました
診てもらうと、詰め物の奥が虫歯になり炎症を起こしていました
その炎症を診た先生は少し慌てた様子で
「一瞬でおわるからね~」
と優しく語りかけた後
患部に注射針を刺して、指で圧迫して膿(血)を出しました
今までの丁寧な治療からは予想外…
痛かったようで坊も泣いてしまいました
その次の治療も痛かったらしく、次から診察台に座るのを断固拒否します
「怖い…」と泣きべそをかいて座ってくれません
皆でなだめてもダメ
最後に先生の指示で
皆で羽交い絞めにして診察台に乗せて、診察しました
羽交い絞めされている坊に、先生はいつも通り優しく声をかけていました…
( ̄ー ̄;
先生…
言っている事とやっている事が、政治家なみに違うんですが
良い先生なんですが、疑問に思うこともあり、転院する事にしました
坊のお友達も行っているK歯科に電話をしたら、次の日の夕方に予約が取れたので、坊を連れて行って来ました
坊も新しい歯医者さんなので
「今日は頑張る」
と張り切っていました
問診票を記入し、歯科助手さんに詳しく経緯を説明しました
まず坊1人でレントゲンと撮り、待合室で待っていると、坊だけ呼ばれました
K歯科は、4歳からは1人で診察室に入って、治療を受けさせるそうです
坊は中に入ったものの
「お母はんと一緒がいい」
と泣きべそで治療台に座れません
歯科助手が出てきて2つの選択肢を言われました
①1人で治療をうけれるまで根気よく通う
②大学病院などの設備の整った所へ行く
治療内容も子供に説明するらしく、先生からの説明も一切なし
それも病院の方針なんでしょうけど、お母ちゃんが伝えた内容と違う事を、歯科助手さんが伝えてるし…
ここが初めての歯医者さんなら①の根気よく通うにしたと思います
でも羽交い絞めされて、怖い思いをしたばかりの坊には無理だと思いました
そのうち坊が診察室から出てきて、一緒に入ってくれと大号泣
とにかく帰る事にしたのですが、ビックリするぐらい暴れて大号泣
外に出ても何故か歯医者さんに戻り、でも1人で入れず大号泣
何とか落ち着かせて連れて帰りました
帰って理由を聞くと
「診察室に1人で入れなかった。先生に頑張ってないって言われた。悔しかった…」
お母ちゃん猛省しました
坊も恐怖と必死で戦ってたんです
それを「情けない」だの「頑張りなさい」だの…グチグチ言ってました
きっとK歯科で坊のプライドが傷ついたんでしょう
その夜、坊は熱を出しました
熱は溶連菌感染だったのですが、精神的なものも影響していたもかもしれません
坊は
「今度はK歯科に1人で行く大丈夫」
と言っていましたが
お母ちゃんは行かせたくありませんでした
なので、ママ友さんが教えてくれた歯医者さんに、最後のチャンスをかけました
教えてもらったT歯科に行き、ドキドキしながら待っていました
大柄な年輩の先生が
「坊くん、こんにちは」
とニコニコ挨拶してくれると、坊は全く嫌がる事なく診察台へ
「お母さん、坊君はよ~く
理解してくれていますよ。
ちゃんと治療させてくれますよ。」
しかも炎症を起こしている歯については
「あ~これは
若い先生の治療かな。
ちょっと焦ったんだろうね。
これは治療しなくても大丈夫。
レントゲンを信じすぎると
必要じゃない治療をしてしまうからね。」
だそうです
この日はフッ素を塗ってもらい、おわりました
「この歯医者さんなら僕、頑張れる」
本当に肩の荷が下りました
紹介してもらったママ友さんには感謝感謝です
しかし今の時代、どの歯医者さんも丁寧で優しく、昔とは大違いです
お母ちゃんの子供時代は、嫌がると歯医者さんに怒られていましたから…
大人になった今でも歯医者は怖いもんです
過保護かもしれませんが、坊が良い歯医者さんに出会えて本当に嬉しかったです
いや~しかし疲れた1週間でした