ロブションで幸せ度もピークに達し、東京都庭園美術館へ。
リニュアルオープンを心待ちにしてました。

宮家だからこそ建築・維持出来たアールデコの傑作です。

アンリ・ラパンの香水塔(ラパンの輝く器と記録されているそうです)

上部の渦巻きから水が水盤に落ちる仕組みになっていて

電球が仕込まれてほのかに光を通し

妃殿下が香水を施し香を漂わせた事から「香水塔」と

呼ばれるようになったそうです。

ルネ・ラリックのガラスレリーフです。

ラリックは絹の感触に例えて「サチネ」と呼んだそうで

オリジナルの一点もの。

天使のように神秘的・幻想的でした。

アンリ・ラパンの壁画。

継ぎ目のない1枚のキャンバスに描かれ

ロール状にしてフランスから送り

日本の職人が貼ったそうです。

コンクリートの躯体に美しく、かつ長持ちするように

日本の経師手法を用いたそうです。

ラリックのシャンデリア、ブカレスト。

植物の葉を歯車状に現しその上部に花を象った

円筒状の燭台を乗せた形状です。

はめ込まれたエッチングガラスは、マックス・アングラン作。

パイナップルと柘榴のガラス照明。

ラリックのデザインです。

食堂に相応しく果物をモチーフとしています。

こちらもラリックの花瓶。

鳥や昆虫が多いですよね。

1Fにはラリックの作品が所狭しと飾られてました。

アンリ・ラパンの大食堂壁画です。

赤いパーゴラ(つる棚)と泉が油彩で描かれてます。

大理石のマントルピースと溶け込んで不思議な世界。

ラジエーターカバーもオリジナルで照明と伴に

このお屋敷の特徴を現してます。


部屋から見る庭も素敵です。


朝香宮邸の歴史です。

吉田茂外務大臣公邸、白金迎賓館として使用されました。

現在は文化財になっておりますが

戦火を逃れよくぞ残っていてくれたと思います。