昨日の子どもの日。リビングルームの柱の傷を見て、寂しく切なくも、懐かしい気持ちが湧いてきました。

 

「柱の傷は一昨年の五月五日の背比べ~」

 

 童謡の歌そのままに、我が家の三姉妹が「背比べ」をした柱の線とたどたどしい字が残されているのです。

 

 子育て中のパパさんママさん。子どもの成長は本当に「あっという間」です。赤ちゃんの頃は一日中世話が焼け、思春期になれば反抗されて手を焼き、受験期になればあれこれと合否と金銭的な心配をかけさせる子どもたち。

 

 でも、それもこれも過ぎてみれば、瞬(またた)く間に過ぎ去った素晴らしい思い出に変わります。子育てできる期間って人生の内の、

 

「ごく短い、この上もなく貴重な、かけがえのない時間だった。」

 

 と、今、振り返ると思います。

 

 巣立ちの時は、すぐに、本当に、あっという間にやってきます。可愛ければ可愛いほど、涙の別れの時。

 

 ですから、子育てで色々と大変な思いをされているママさんパパさん、我が子には、目いっぱい愛情を注いで可愛がり、手間ひまかけて育ててください。学業、受験、病気、そして、お金の苦労、これらも貴重な体験で、色々なことを子どもから学ばせてもらって、自分たちも成長させてもらっているのだと考えてくださいね。

 

 こどもの日に、柱の背比べで引かれた線と日付と名前を目にして、センチメンタル(感傷的)な気分になってしまった、子育ての先輩からのアドバイスでした。