花火大会で財布紛失!  | けいたいおかし

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おじさんのブログ

友人と行く毎年恒例の花火大会。

夏の終わりだけでなく、
友人とお互いの健康を感じる
イベントになってきている。

いつものように、
百貨店地下のスーパーで、
ビールとおつまみを購入して、
花火大会へ向かう。

開催場所の河川敷は、
毎年少しずつだけど、
整備されているようだ。

有料のイス席なので、
場所取りの必要もないし、
花火打ち上げ場所が
近く目の前という特等席。

今年は演出が洗練されたし、
花火と合ってない音楽の
ボリュームも小さめだったので、
今までの中でも一番良かった。

花火大会の余韻を楽しんだ後、
予約していたレストランへ。

まだまだ大勢の人が
出口には溢れている。

河川敷から一般道路への
通路は街灯がなく非常に暗い。

それでも乱れることなく、
淡々と人が流れていくのは、
さすが日本という気がする。

予約時間を少しだけ遅れて
レストランに到着。

ゆっくり食事を楽しみ、
お会計をしようと思ったとき、
気付いたのだ・・・
財布がないことに!

まず、座っている周辺を
探してみたが財布はない。

モノをなくす時というのは、
どこでどうやってなくしたかさえ
記憶にないものだ・・・。

とりあえず友人に
お勘定を支払ってもらい
花火大会の会場まで
逆戻りしてみる。

花火大会の会場は、
撤退作業をしていて、
進入禁止となっていた。

それでも行ける所まで入って、
目の皿のようにして、
財布を探してみる。

ただ、何万人という人が
移動した後の通路には、
殆どモノは落ちてない。

運動場である会場には、
電灯も消えているので、
暗くて殆ど地面が見えない。

残念ながら、財布を
発見することはできなかった。

財布には現金1万5千円以外に、
クレジットカード、
銀行のキャッシュカード、
運転免許証、
国民健康保険証、
スポーツジムの会員証、
TSUTAYAのレンタルカードと、
ないと困るモノが結構入っている。

終電の時間も近づいてきたので、
最寄り駅近くの交番で
遺失届を提出することにした。

警官のおじさんは、
なんともトロくて、
事件が起こっても
全然アテにならなそう・・・
なんてことを思ってしまう。

遺失届の番号が
発行されるのを待っている間も、
財布をなくしたという人が
やってきて小さな交番は大忙し。

なんとか終電前に間に合い、
友人から電車賃を借りて帰宅した。

いつなくしたか分からないけど、
食事が終わった時点で気付いたのは、
不幸中の幸いだったかもしれない。

花火大会の始まる前に
気付いたとしたら、
花火を楽しめなかっただろう。

また、食事前に気付いても、
食事を楽しめなかっただろう。

本来の目的である花火も
食事も美味しく楽しめたので、
帰り際に気付いたことは、
結果的には良かった気がする。

若い頃のボクなら、
財布をなくしたショックで
眠れなくなってしまっただろうが、
年を取ったおかげなのか、
気持ちを切り替えるのも早い。

帰宅後、まずした事は、
クレジットカードを停止した。

住所、氏名、誕生日など、
登録情報を告げるだけで、
電話で簡単に手続き完了。

カードの再発行は有料で、
後日、郵送で届くそうだ。

また、銀行のキャッシュカードの
使用停止も電話ですぐにできた。

カードの再発行には、
郵送されてくる書類は必要らしいが、
書類を記入して、
大きな支店に行けば、
即日再発行ができるそうだ。

使用停止手続きのできない
運転免許証と健康保険証は、
身分証明書としても機能するので、
悪用される不安がある。

再発行の手続き方法を
インターネットで調べてみると、
どちらも窓口に本人が行く必要があり、
身分証明証が必要なようだ。

しかし・・・身分証明証となる
運転免許証も
国民健康保険証の両方ない。

そうなると・・・
写真付きの身分証明書は、
パスポートしかないのだ!

パスポートを持ってなかったら、
かなり面倒なことだったに違いない。

海外旅行に行かなくても、
有効期限内のパスポートを
持っておくことは大切だと思った。

翌朝、スポーツジムの会員証と
TSUTAYAのレンタルカードの
再発行の手続きをした。

これらの再発行にも
写真付きの身分証明書は必要だが、
パスポート持参で楽々クリア。

悪用される可能性は少ないが、
早く再発行するにこしたことない。

最後に財布を使った
百貨店地下のスーパーと
花火大会の運営事務所に
財布が届いていないか
電話で確認してみたが、
届けられていないとのこと。

花火大会の会場で見つかった場合は、
ボクが遺失届を提出した管轄ではなく、
別な警察署に届けるそうなので、
そちらに電話で問い合わせてみたが、
やはり届けられてないという。

もしも、親切な人が、
財布を拾っていたとしたら、
すぐに届けるような気がするので、
翌日になっても届けがないとすると、
悪い人に拾われてしまった・・・
という不安が頭をよぎる。

その翌日・・・
財布紛失してから最初の平日、
区役所で国民健康保険証の
再発行の手続きをする。

ここでもパスポートがあると
手続きは非常に簡単・・・
待ち時間さえなく、
瞬時に窓口で再発行された。

運転免許証の再発行は
免許証センターに行く必要がある。

どうして、免許証センターって
交通の便の悪いところにあるのだろう。

事前にネットで手続きの
手順を調べておいたので、
手続きは比較的スムーズにできた。

全行程で約2時間ほどかかったが、
即日再発行されるのでありがたい。

これでカード類の
再発行手続きは済んだので、
気持ち的にも一段落・・・。

新しい財布探そうかな~っと
インターネットで物色していたら、
気になっていたメーカーの財布が、
セールで通販されているのを発見。

これはラッキーと即クリック!

財布を落として3日後には、
新しい財布まで購入してしまった。

財布をなくすというのは、
確かに”一大事”ではあるけど、
なんとかなってしまえば、
心機一転してしまうものだ。

それでも・・・
なくした財布が戻ってくるに
こしたことはないので、
念のため、遺失届を提出した
警察署に電話をしてみたが、
届いてないという。

拾った人が悪い人だったら、
運転免許証を悪用される、とか、
現金だけ抜いて河に捨てられた、とか、
最悪の事態を考えてしまう。

このまま財布が見つからないなら、
個人信用情報機関とかに登録した方が、
良いのかもしれないと考え始めた。

その翌日、財布紛失から4日後、
花火大会の会場の管轄の
警察署から電話があり、
財布が届けられたとのこと。

やっぱり財布を紛失した時は、
最寄りの交番/警察署に
届けを出すことは大事なのだ!

財布の中身のことを
電話で尋ねてみたのだけど、
受け取りに来た時に、
確認と説明をするとのことで、
詳しいことは話してくれなかった。

翌日、その警察署で
財布を引き取ってみると、
見事に現金「だけ」抜かれている。

それも1円硬貨まで・・・。

クレジットカードなどのカード類、
ポイントカード、レシートまで
現金以外はそっくりそのまま。

見つかったのは花火大会の会場で、
区の清掃係が発見したそうだ。

財布が見つかった嬉しさと同時に、
落とし物として届けてくれたのに
現金だけを盗むってどういうこと?
という複雑な気持ちで警察署を後にした。

ただ、考えてみると・・
最初に財布を拾った人がいて、
現金だけを抜き取って、
会場に捨ててあったのを、
清掃係の人が見つけてくれた
ということのようだ。

最初に拾ってくれた人次第で、
結果的に財布が戻ってきても
現金だけを抜かれることも
あるってことか・・・。

ただ、財布って
拾おうとして拾えるモノではなく、
人生で何度もあることではない。

偶然に見つけてしまう・・・
ということが多いはず。

そんな偶然の機会に、
現金だけを抜き取って、
財布を捨てることを
判断できるというのは、
根っからの盗人体質でないと
できないような気がする。

まぁ、そういう人って、
ボクが考えてる以上に
世の中にいるのかもしれないが。

ボクは花火大会の当日、
雷雨の可能性もあるということで
びしょ濡れになっても良いような
手提げのバッグに財布を入れていた。

かなり奥深い袋状なので、
手を中に差し入れて、
財布を盗むというのは、
なかなか難易度が高いような
気もするのだが・・・
スリに盗まれた可能性も
あるのではないだろうか?

カード類には一切手をつけず、
現金だけを抜き取って、
財布をすぐ捨てるなんて、
あざやかなプロの技では、
ないのだろうか???

絶対に足のつかない
完全犯罪だ。

現金以外には手をつかずに
財布とカード類は現場に
捨てておく・・・というのは、
武士のミネウチのような
プロならでは”情け”
のようにも思えてしまう。

不注意で落としたのか、
スリにすられたのか、
永遠に判明することはないだろう。

財布はそっくり戻ってきたので、
今回失ったモノは”お金”だけ。

落とし物が戻ってくると
言われる日本ではあるけど、
さすがに現金だけは別なようだ。

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