「画面」が増えると「時間」がなくなる? | けいたいおかし

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おじさんのブログ

歳を取ってくると、
時間の流れが速くなるって
よく言われている。

確かに、年々・・・
年明けたと思ったら、
もう、そろそろ年末?
なんてことがある。

身体の代謝が低下すると、
心的時計が遅くなるので、
結果的に、時間の流れを
早く感じるらしい。

時間の使い方っていうのは、
個人、個人違うから、
有効な使い方をしていれば、
早く流れる時間の中でも、
できることは増えるはず。

ボクが「若い頃」と
「今」の大きな違いに
「画面」というモノが
生活の中心にあるか・・・
ということが
関係しているような
気がしてならない。

ボクが子供の頃、
日常生活のなかにある
「画面」というのは、
「テレビ」ぐらい。

それも一家に
一台という時代だった。

アメリカに留学後、
一人暮らしを始めたけど、
長い間、テレビがなかった。

家の中に
「画面」がないと、
時間の過ごし方というのは、
本を読んだり・・・
絵を描いたり・・・
何かを作ったり・・・
ということになる。

テレビを買ったのは、
大学を卒業する頃。

そうなると・・・
何気なくぼーっと
テレビ番組を観たり、
レンタルビデオ屋で
映画を借りてくるようになり、
テレビの「画面」を観て
過ごす時間が多くなった。

インターネットが
普及する頃になると、
マックの「画面」の前で
過ごす時間が長くなった。

日本に帰国後、
据え置きのゲーム機を
買い揃えるようになると、
一日に数時間は
ゲーム画面を
見ているようになった。

携帯ゲーム機で
移動中にもゲーム画面と
向かい合っている。

携帯電話が進化して
メール機能とか、
iモードが普及すると
今度は携帯の画面。

さすがに最近は、
老眼が進んできて、
ゲームはしなくなったが、
相変わらず・・・
一日の大半は
マックの画面か、
テレビの画面か、
スマホの画面か、
何かしら画面を見ている。

確かに情報を
得ていることには
変わりはないのだけど、
画面からの情報って、
目の前を流れているだけ。

それほど知識の
蓄積になっている
感覚はない。

画面を前にすると、
時間だけがあっという間に
流れてしまうのだ。

心的時間の流れは
代謝や脳の働きに
関係があると思うけど、
肉体的時間も、
「画面」の存在によって、
拘束されてしまっている。

「画面」の中で
世界と繋がっていると
思えてしまうけど・・・
本当に有効な時間を
過ごしているのかは、
実は、分からない。

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