4月28日(日)、初めてのシモキタ名人戦に参加しました。
シモキタ名人戦は、将棋、囲碁、どうぶつしょうぎ、
バックギャモン、連珠、麻雀、チェス、オセロ、ポーカーなど、
クラシックゲームの祭典です。

 下北沢は芝居の町です。ここには、何度か芝居を見に来たことがありますが、
駅前広場があることすら知りませんでした。

 それにしても暑さは半端ではありません。
私たちのブースには、大きなテントが張られ、日陰をつくっていただけましたが、

周囲の将棋のコーナーなどはすべて炎天下でした。
 会場をざっと見て周ったのですが、将棋の他に、

オセロやチェスのコーナーなどもありました。
それぞれに初心者への指導や、プロとの対局コーナーも用意されていたようです。

また、ステージでは生演奏などがあり、大勢の方でにぎわっていました。

 ては、ブラインド囲碁のブースの様子を書かせていただきます。
広い囲碁コーナーには物販や有料での指導対局、

初心者教室などがあるエリアの中で、
もっとも目立つ場所に私たちのテントを張っていただきました。
 ここでは、「どこでもGo」のチラシを配ったり、興味を持たれた方には、

白黒一つずつですが碁石のプレゼントも用意しました。
テーブル上にはデモンストレーション用の碁盤と体験用の碁盤を3面、

9路盤も2面置きましたが、この9路盤は特に子どもたちに人気でした。
終了時間まで、アイマスクを着用して体験してみたい人たちがひっきりなしです。

中には、保坂先生という女流棋士も来られましたし、

終局まで打っていた青年もいました。驚きです。
 私は、6歳から小学生、中学生の皆さんとの対局を多くしました。

かわいいですよね!
  
 さて、注目の武宮正樹九段との対局の様子ですが、

武宮九段とお会いできるだけでもありがたいのに、

アイマスクを着用しての対局を快諾してくれたことに感謝しています。
 大勢の視線を感じながら対局の時間を迎えました。

9路盤でも良かったのですが、
武宮先生は対局前に19路盤で打つ練習をしていたので、

そのまま19路ですることになりました。

直前まで練習相手をしていたのは、

私たちBICのメンバーで最も強い六段の中丸さんでした。
  
かなり弱い私が対局するなんてへんてこですよね! 

まあそれはそれとして対局の開始です。
  

  
 いくらプロ棋士でも、目で見ずに初めて手で触れて19路盤全体を確認するのは

容易なことではありません。率直なところ「9路盤にすればよかった…!」

と心苦しく想いながら打っていました。
 練習に30分、本番に30分、よほど疲れたことと想います。

アイマスクを外しての武宮先生の感想は、

「えっこれって思っていたイメージとちがうなあ!」とのことでした。

4線と5線を勘違いしていたようです。

このようなことはやむを得ないことです。
  

  
 このシモキタ祭りに参加して、改めて囲碁をする皆さんの熱い熱意と、

人としての温かさを直に感じることができました。
 『ぐんぐん強くなる囲碁にゅうもん』を音声化してくださった

朗読ボランティアの「ひびき」の皆さんも応援にかけつけてくださいました。

うれしかったです。

「皆さん、ここは目が不自由な方でも囲碁を打つことができる碁盤があります。

是非見てください…!」と大きな声て呼び込んでくださったスタッフの方には、

とても勇気づけられました。

ありがとうございました。

 大勢で盛り上がっていたシモキタ祭り、

来年は、私たちの方も体制をしっかり整えて参加したいと思います。
ご協力いただきました皆様、

本当にありがとうございました。