(記事の引用はITMedia+DMobile)


以下記事内容です。


 今年の夏も、夏らしい猛暑でしたね。東京では雨が続いて、だいぶ涼しくなってきました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 前回は発売されたばかりの「iPhone 3G 」について、“Apple流”のモノ作りを話しました。そこで今回は、iPhone 3Gでもプロダクトの特長の1つになった「タッチパネル」について触れてみたいと思います。

薄型化によるデバイスの進歩が端末進化に貢献

 端末メーカー各社が続々と投入するニューモデルの中で、タッチパネルを使った端末が目立ってきています。

 7月22から24日まで東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレスジャパン2008 」でも話題をさらっていたSamsung電子の「OMNIA 」は、iPhone 3Gの対抗機種候補として最有力モデルだと言えるでしょう。

 そのほかタッチパネル搭載端末としては、NTTドコモの「SH906i 」、ウィルコムの「WILLCOM 03 」など、シャープが頑張って商品化を進めています。

 古くはJ-フォンのDP-212という、ダイヤルキー部がタッチパネルディスプレイになっていたパイオニア製の端末がありました。でも、当時としてはまだ早過ぎたのか、実際に使っている人をほとんど見かけることはありませんでした。今考えても結構斬新なモデルだったのでは、と思いますけどね。

 ケータイ以外では、ご存じ「ニンテンドーDS 」がタッチパネルインタフェースを使った独自のゲーム機で、世界的にもメジャーな存在です。ニンテンドーDSは、世界で最も売れたタッチパネル搭載機の1つと言えるかもしれません。

 銀行のATMや鉄道の券売機もタッチパネルを使った機器としておなじみの存在です。ずっと以前から普及しています。

 中でも一般的なのは銀行のATMではないでしょうか。当初のATM端末のタッチパネルは、ユーザーが画面に触れると、ごく薄い空間のある2枚のパネルが触れて、その座標を感知し、位置を検出していくというアナログ的なものでした。

 これに対して今のタッチパネルというのは、静電容量方式や超音波表面弾性波方式など、いろいろな方式で電気的にタッチを検知するものが多いようです。最近ではシャープの光センサー内蔵液晶のように、液晶パネル自体が直接イメージセンサーとなるものまで開発されていて、随分と技術は進化してきています。

 ケータイのように小型で薄型な製品の場合、タッチパネルデバイスの薄型化による進歩が、タッチパネル搭載モデルの進化に大きく貢献していると言えるでしょう。


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