K-POPちょっといい話 -38ページ目

K-POPちょっといい話

keitadjのK-POPブログ "K-POP Never Grow Old"

ファン・ソギョン(黄晳暎)『モレ村の子どもたち』(2001年)

 

大人のための童話と異名を持つ小説で、朝鮮戦争直後を背景にモレ村で起ったことを挿絵と一緒に描き出したオムニバス式の小説であり、作家の幼少時代を書いた自伝的回顧談でもある。

 

朝鮮戦争直後と言えば、まだ人の死が身近にあり、混沌としていた苦難の時代である。モレ村の子どもたちはいろいろな体験を重ね、その時代を生き抜き、大人になっていった。

 

主人公スナム(ファンソギョン自身)の視点を中心に10の短編で構成される。中でも、母親に置き去りにされた青い目の少女キナミとの出会いを描いた「金のボタン」、ダンスホールの娘で同級生の美少女ヨンファとの初恋を描いた「ぼくの恋人」、村に来たサーカス団の少年ジョンサミとの物語「姉と弟」が面白かった。

 

 

母親に置き去りにされた青い目の少女キナミとの出会いを描いた「金のボタン」

 

<終わり>