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パクミンギュ『目の眩んだ者たちの国家』(2014年)

 

2014年4月16日に起きたセウォル号沈没事件は死者・行方不明者312名を出す韓国最大の海難事故となった。そして、死者の多くは済州島への修学旅行へ向かう高校生であった。当初、全員救出の一報が流れ一安心した覚えがあるが、それは誤報であり、高校生は「じっとしていなさい」という船長の指示で沈没していく船の客室内に留まり救助を待った。しかし、船長と船員は真っ先に船から逃げ出し海洋警察に助けられ、誰も客室内に閉じ込められた乗客を気に留めることもなかった、国家が国民を見殺しにした「事故」であった。

 

私も初めて知ったが、船長は契約社員で、一等航海士と操機長は出航前日に採用された職員であり、出航時は霧が深く立ち込め、他の旅客戦は出航を取りやめていたという。セウォル号の船員は出航を拒否したが、会社に平身低頭頼み込まれいやいや出航したという。

 

パクミンギュは「そんな船に乗ったからといって 死ななければならない道理は誰にもなかった」「私たちが目を開けなければ 最後まで目を閉じることのできない子どもたちがいるのだから」と語る。